誠文堂新光社の「台湾の喫茶店が愛しくて」に掲載されている台北の喫茶店巡りはまだまだ続いている。その途上とはいえ、この喫茶店はもしかしたらマイベスト台湾の喫茶店の一つになるかも知れない
場所はMRT台電大樓の近く、あるいはMRT公館からでもいい。国立台湾大学のすぐ隣、国立台湾師範大学もすぐ近くにあるというように雪可屋は台北の学生街にある喫茶店だ。お客さんは若い人たちが多い。やはり学生が主なターゲットなのかも知れない。壁際にはレコードが絵画のように展示されていて店内には静かに音楽が流れている。雰囲気的には京都の喫茶店にいるような錯覚に陥る
カウンター前のテーブル席に座ったのだがここはやや狭くて座りづらさはあった。次回はできれば奥の広い、レコードに囲まれた席に着席してみたい。しかしそれでも居心地は良かった。ドリンクの大きさが大きいのはお店が長居を許してくれているゆえんでもあるそうで、実際のところ勉強や作業をしながら長く時間を過ごすお客さんが多そうに見えた。実際、僕たちが入店した時にいたお客さんが帰る頃もまだ店の中に残っていたというように。そういう点も含めてまさに学生街の喫茶店といった雰囲気が感じられる。満席で、入店を断られるお客さんも何組も見かけた。時間を選んで再訪したい喫茶店だ
一点だけ難点を述べておくと、パンケーキはあまりおいしくない。小さく、薄く、やや硬め。日本のパンケーキを想像するとこれはだいぶ違うパンケーキだ。そうしたギャップも含めて楽しむ余裕をもって来店するのがまた外国の喫茶店の楽しみ方かも知れないのだが
雪可屋/SHAKE HOUSE
台北市溫州街74巷3弄2號
02-23673036