アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

伊東屋珈琲 @桐生

群馬への帰省の際、足を延ばして桐生の伊東屋珈琲さんを訪問

雨の予報に反してこの日は晴天になり、ドライブには最適な秋晴れの1日になりました

伊東屋珈琲
群馬県桐生市相生町2-588-75
TEL 0277 - 53 - 5053                      
営業時間 11時~21時 (喫茶 13時~21時)


古民家を移築し、内部を改装して作られたお店のようです

天井は高く、壁にはロートレックの絵が2枚ほど飾られているのが印象的で、机や椅子はアンティークな家具が利用されており、とても落ち着きのある店内です

なお、僕たちが座った席の机は何とミシン台(!)が再利用されているもののようで、足元にはペダル(?)がついたままになっていました

それから、入口近くには何やら巨大な機械も設置されており、僕たちが伊東屋珈琲さんを訪れるきっかけになった雑誌BRUTUS(2007年3/15)の紹介によれば、「PROBAT社の64年製焙煎機」なんだそうです

注文したコーヒーとかぼちゃプリン

注文したコーヒーは2杯で、どちらもスペシャルティコーヒーではありますが、それぞれ約410円、約570円と値段が全然違います。店主によれば、値段が高い方はオークションでの競り合い(ビッド)によるものだそうですが、品質的な差がそれほどあるわけではないのだそうです

但し、こうして2つを飲み比べてみるとその見た目と味わいの違いは明らかです

410円の方は、色合いはクリアで雑味は少なく、スッキリした味わいで、これまでに飲んできたコーヒーからそう遠くにあるものではないように感じました

570円の方は、その色からして違っていて、少し白濁しており、味わいにはそれほどコクや深みを感じることはできませんでしたが、印象としては土っぽく野性的というか、素材が生きているという感じを受けました。豆の出汁がストレートに表現されているというか

びっくりしたのはコーヒーがポットとともに提供される点。ロイヤルコペンハーゲンのコーヒーカップに3杯分の量を飲むことができます

この値段でスペシャルティコーヒーが3杯飲める、というのはちょっと東京ではあり得ないのではないでしょうか??あらためて地方の良さを再認識しました、、、

かぼちゃプリン(350円)は野菜の甘さ、カラメルソースの焦げっぽさがうまく調和し、カブちゃんに大好評でした


コーヒー店は地方にも有名なお店がたくさんあるようで、こうしたお店を訪ねることはワイナリー巡りに近い感覚、楽しみがありますね