濃く明るいルビー鉄の香りにチェリーやプラムなどの果実の香り程よいタンニンと陽性で甘みのある果実味。余韻はやや短い。同じフォルタンの赤ワインでもメルロよりはずっと”飲める”が、味わいを構成する各要素の粗さが目立ち、それぞれの調和もまた乏しい気…

日本を代表するワインライターである山本昭彦さんの書く物はこれまでもいくつか読ませてもらってきた。たまたま見つけて読んだ、というよりもむしろ”探して読んでいた”と言ってもいい ワインを取り巻く業界の最新情報だったり、銘柄や個別ワインに対するコメ…

茗荷谷駅にある蕎麦屋さんを初めて訪問してみた。時期は少し前、２０年の秋ごろだ。チェーン店のような店構えに味もコスパも期待できないという思い込みがあっていままで来てみたことがなかったが、いざ利用してみると思いのほかよかったので今回取り上げて…

淡いサーモンピンクぺトロールにベリーの香りボリューム感とほのかな果実、それと酸もしっかりと感じられる味わいは白ワインに近い印象で、ロゼらしいロゼ感があまり感じられないサッパリとしたワイン。とはいえ軽いタンニンにベリーのニュアンスは感じられ…

「千駄木ふれあいの森」を訪ねたその足で御徒町までやってきた。少しお腹が空いて、何か食べようとブラブラしているところで目に入ったのが老酒舗。これで２度目の訪問まだ明るい時間だったが既に昼飲みをしている人達が意外にも多い。それも週末ならではの…

明るいルビー果実味が豊かでミルクやコーヒー、それにボワゼなど口に含んだ瞬間に少し驚いた。味がしなかったからだ。嚥下後にようやく舌の上に果実が広がってくる。それは気のせいではなく、二口目を飲んでも同じだった。飲む前に冷蔵庫に入れていたせいか…

真梨幸子さんの小説「縄紋」の舞台として文京区が登場する。僕たちが住んでいる場所に比較的近くよく知っているような場所で登場人物が殺されたり（！）おかしな状況に陥ったりするので、本を読んでいて「あ、この場所も出てくるのか！」と興奮したり、「あ…

グリーンがかった輝きのあるイエローフレッシュな黄色とオレンジの中間の柑橘系果実の香り、樽のニュアンスに少しのナッツ類、それにハーブの爽やかさアタックは丸く柔らかい。そしてフレッシュな酸が感じられる。ほのかな苦味は立体的で複雑な味わいに寄与…

下赤塚までのサイクリングの帰り道、要町にも立ち寄った。理由はこちらのミハシベーカリーである このパン屋さんのことを僕は知らなかったが、カブちゃんが思い出があるパン屋さんなんだそう。むかし訪れた時にすでに高齢の店主が経営していたのでまだ営業し…

明るいルビーエスプレッソ、カシューナッツ、赤と黒の中間をゆく果実の香り非常にジューシーで厚みのある味わい。果実の甘さとアルコールの重さによるボリュームを感じる。周りの友人や知人には濃くてガツンと繰る味わいを好む人が多いのだが、これはその好…

文京区のレンタル自転車を借り、片道約１３ｋｍの道のりをわざわざ下赤塚までサイクリングに来た目的はこのブーランジェリーケン。しばらくぶりの訪問だ 今回は８つのパンを購入した。いずれも相変わらの重たさ。ケンのパンはとにかく重い。サイズはかなり大…

輝きのあるゴールドイエローハチミツ、白い花、ハーブ、それに甘草などの香りふっくらとボリューム感があり、軽い苦みとスパイシーさも感じられる。ドイツの白ワインらしいクリアなテクスチャーを持ちながら、太く、丸く、そして甘さも持ち合わせた、そんな…

ワイン雑誌で読者テイスターとして参加した際に残ったワインを頂いてきた。全部で１０本。よくこれだけを一人で家まで運んだものだ出されたワインの詳細リストをイベントの最後にスタッフの方が渡してくれるという話だったので、５０本ものワインを試飲して…

２０年の秋に文京区のレンタル自転車で下赤塚までサイクリングをしてみた。お昼の時間になり、適当に見つけて入ったのがこのタイ料理店偶然見つけて入っただけなのだがランチの料理がとてもおいしかった。何といっても味付けが絶妙で、驚くおいしさだったま…

淡いイエロー抜栓したてに独特な硫黄のような臭気を強く感じたのは、これがソービニヨンの香りとしてよく例えられるいわゆる”猫のおしっこ”というものだったのかも知れない。実際のところ、”猫のおっしこ”のにおいを嗅いだことがないのでよく判らないが。そ…