前から気になっていた、東京都内にあるという珍しいワイン醸造所をようやく訪問しました
清澄白河フジマル醸造所
東京都江東区三好2-5-3
03-3641-7115
普通の住宅街にこの看板が見つかったら、そこがフジマル醸造所
恐る恐る階段を上がり、扉の前にたどり着く
中の様子がうかがいしれないというのは若干店への入りにくさになるわけですが、思い切って扉を開けてみました
意外にもスペースは広めにとられていて、ゆったりした空間が目の前に広がる
ワインテイスティングが目的なので、とりあえず飲んでみることに
メニューの中から「フジマル醸造所テイスティングセット(1000円)」をセレクト
1000円で3種のワインが飲めるということなのですが、店員さんに聞いたところでは置いているワインから好みで6種類(2人なので)を選ぶことができるらしい
まずは白ワイン
(右から)
【ラブルスカ】エキゾチックで華やかな香り。一気に秋の勝沼のワイナリーの景色が思い出される。味わいはドライ、優しいタッチ
【デラウェア】麦芽のようで香ばしくクリスピーな香り。ラブルスカよりも味わいしっかり。余韻もある
【シャルドネ】樽が際立つ。他に比べやや酸が高め。柔らかいシャルドネ
次に赤ワイン
(右から)
【マスカットベリーA】漬け物。ロワールの自然派のよう。いままで飲んだベリーとはひと味違う。酸は穏やか、和食にも合いそう
【カベルネソービニヨン】樽の香り、ブランデー入りのチョコレート。抽出はやさしく、軽いタンニン。程よい酸がありこれも食事に合わせやすそう
【ロゼ】デラウェアの香り。まろやかな味わいながら、しっかりした飲み心地がある。ほのかに茎のうなな青っぽさ。この中では一番おいしいと感じた
お勘定を済ませてから、1階にある醸造所を見学させてくれるようなので折角だからと見せてもらいました
レストランスペースを抜け、階段を下りていきます
こちらが醸造所
案内してくれた方からいろいろな話を伺いました
ブドウは各産地からトラックで運んできてここで仕込むらしいのですが、秋ごろの涼しいになるのでブドウは特に冷やして運ぶという必要はないのだそうです
それと、甲州は作っていないそうです
もともと大阪に本拠地があるんだけど、実は大阪はブドウの栽培に適した産地で、特にデラウェアが有名みたい
確かに、赤玉ポートワインのサントリーさんも大阪の会社ですね
そういう経緯もあってか、とくに「甲州は作らない」というポリシーがあるわけではないのだそうです
ただ、昨今の日本ワインブーム、ひいては日本を代表する甲州種のブドウには需要が集中して価格が高い、といったことも都内という地代の高い場所で作るにあたって背景としてはあるのかも知れません
設立は2015年8月とまだ1年も経っていないわけですが、雰囲気もいいし、もし機会があれば今度は夜に来てもいいなと思いました
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