アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

最近の私のお気に入り


GRANT GREEN "MATADOR"(1964年)


グラント・グリーンがカルテットで仕上げたアルバム「マタドール」

前回は同じくG・グリーンの「グッデンス:コーナー」を取り上げましたが、このアルバムもいまは同じくらいにお気に入りになっています

曲数はグッデンス・コーナーの6曲に比べてこのマタドールは4曲と少ないですが、1曲が10分を超える作品がそのうち3曲もありますのでトータルではあまり変わらないかも知れません


個人的な聴きどころは収録2曲目の「マイ・フェイバリット・シングス」

言わずと知れた「そうだ、京都行こう」のあのテーマ曲ですね

自分がギターをやるので今まではG・グリーンの演奏にばかりに着目(というか、着耳?)して集中して聴いていたのですが、先日ふと「ん・・妙にドラムが絡んでくるな・・。かなり主張があるドラムだし、めちゃくちゃ手数が多い。タイミングよくビシビシっとキメてくる。カッコイイ・・」と思うに至ります

先週のギターレッスンの際に先生に「あの曲、ドラムがかなりいいですね」という話をしたところ、「エルヴィン・ジョーンズでしょ。ジョン・コルトレーンのバンドでドラム叩いている人だよ」と教えてくれました

さすが先生、プレーヤーが誰かという事まで頭に入っているのですね・・



ジャズって、あまり聴いている人いないですね

僕も、自分自身がいざジャズギターを習うまではほとんどまともに聴いたことがなかった

20代の頃から「おじさんになったらジャズギター弾ける人になりたい」という漠としたイメージを抱いていましたが、とはいえいかんせん古い音楽という印象があった

暑苦しくて、いつでも聴ける音楽という気がしなかったし、ホーンが昔からあまり好きではなかった(正確には、あまり関心がなかった)

カブちゃんも「ジャズは、ちょっとねえ」という感じ


だけどこれがねぇ・・やってみると面白いんだよねえ


ジャズの良さってなんだろうか

例えば、なんといっても楽器の音がシンプルですよね

ピアノはピアノの音がするし、ドラムはドラムの音がする

ベースはベースの音がしているし、ギターに至ってはほとんどアンプに直だし(必ずしもすべてがそうだという訳ではないですが)

ロックやJポップを聴いても「ギターの音がほぼ生音」「アンプに直」というのはないですからね

そういう点で、素直な楽器のアンサンブルの美しさ、というのがあるように思います


演奏は、

マッコイ・タイナー(p)
グラント・グリーン(g)
ボブ・クランショウ(b)
エルヴィン・ジョーンズ(ds)

という構成

ボブ・クランショウは「ザ・サイドワインダー」でもベースを弾いていたようです

いろいろ聴いていくうちに「この人あっちでも演奏している。あ、こっちでもかあ」という風に繋がっていくのが楽しいですね




”マタドール” by Grant Green

収録曲:
1. Matador
2. My Favorite Things
3. Green Jeans
4. Bedouin





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