Gewurztraminer Vendange Tardive 2002
2008年にシャンパーニュ、アルザス、そしてブルゴーニュへ旅行しました
アルザスでは縁あってリクヴィルのヒューゲルを訪問、2016年4月9日に57歳の若さで急逝された当主エティエンヌさんに自らドメーヌの案内をして頂いたのが思い出になっています
ドメーヌからの帰り際、そのエティエンヌさんからお土産に頂いたのがこのワイン
特別なワインだしヴァンダンジュタルディブだからまだまだ保管できるとは思いましたが、ヴィンテージは2002年なのですでに16年経過
クリスマスイブの日に思い切って開けてみることにしました
アルコールは12.5度
明るく輝きのある黄金色
白い花、ハチミツの甘み、バラやライチのニュアンス
ワインに含まれるすべての要素がきれいに溶け込み、オイリーで滑らかな舌触り
糖蜜のようなニュアンスも甘いだけではなく苦味も感じられ、味わいは伸びて余韻が長い
ワインに興味を持ち始めたころに特別な出会いとなったヒューゲルは僕たちのとって特別なワインの一つ
そんな当時の純粋な気持ちを思い出させるほどに16年も経過したとは思えないほどの瑞々しさを感じさせるワインでした
リクヴィルから持ち帰ってから何度か引っ越しを重ねてきましたが、そのたび大切に今まで運んできてずっとそばに置いていたワインだったので開けるのは少し躊躇してしまいました
ただ、飲んでみようかなと思った時がきっと飲み時だったはず
最古参のヴァンダンジュタルディブがいなくなってしまったセラーは何だか重しがなくなってしまったかのようでもありますが、あまり難しいことを考えるのはやめよう
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