少し前の１０月下旬のことなってしまうけれど久しぶりに小石川のフレンチレストラン「トワリコ」をランチで訪問した。小石川界隈は繁華街らしい繁華街のない落ち着いた文教地区の住宅地というイメージがあり、それが住みやすさにつながっていると思うのだが、反面めぼしいレストランが少ないという印象は否めない
そんな小石川にあってこの「トワリコ」というレストランは、カジュアルながらも本格的なパリのワインビストロそのままのような同時代的な料理を頂ける貴重なレストランになっているように思う
丁寧に作られたスープの舌触りは滑らかで、素材の味がしっかりと引き出されている
カブちゃんが頼んだサラダプレートには複数の野菜がプレートに山盛り。こういったボリューム感のある料理は僕は大好きで「気分はまさにパリのビストロ！」といった感じだ。代々木にあった「煮込みやなりた」も相当なボリュームがあったという記憶があるが残念ながら惜しまれながらすでに閉店しまった。都内でもこれくらいのボリューム感で出してくれる店は貴重な気がする
僕はグラタンを注文。シンプルな料理にも見えるけれど表面のチーズの香ばしさやホワイトソースのトロトロとした食感など、火の入れ具合もとてもよかった
以前訪問した時の記事（こちらご参照下さい）にも書いたけれど、丸ノ内線の後楽園駅から来るにしても、三田線あるいは大江戸線の春日駅から来るにしても、店舗までは少し距離がある。これがディスアドバンテージなってしまっているような気がしている。もし他の街のアクセスのよい立地にあったら今よりずっと繁盛するんじゃないだろうかという気がしてしまう。むろん、この立地だからこその価格であり、手間暇かけられた丁寧な料理が提供できているということもあるのだろうが
余計なことを言ってしまった気もするが、我々としてはこのままずっとこの街に居続けていて欲しいという思いだ
trois haricots
東京都文京区小石川1-27-5
03-3868-2742
