中庸なグリーンがかったレモンイエロー
よく熟した柑橘類の香り。そしてわずかなぺトロール
果実の甘みがあるが酸は控えめ。従って重心は低めでボリューム感がある。フィニッシュには残糖のような甘さを残しつつ余韻はそれほど長くはない
ドイツやアルザスのリースリングに比べると冷涼感やすっきりとした酸味、あるいはミネラルなどの要素が見出しづらい。と、いった書き方をするとネガティブにも聞こえてしまうが、あくまで個性の問題であってワインの良し悪しを言っているつもりはないのであしからず
コロンビア・バレーはワシントン州とオレゴン州にまたがる産地。この辺りに限らず、アメリカ産のワインは個人的には未知の世界に属する。カリフォルニアのワイナリーを訪問したことはあるが(こちらご参照)あまりに産地が広すぎて全容の把握が難しい。それにあのサンサンと降り注ぐ太陽光。日本の四季になれた体には一年中降り注ぐ明るい日差しが何だか非現実的で作り物のようで、いかにも怪しい…
といったことはさておき、このワインは4月のある天気のよい日に出かけた虎の門でのランチの帰りに立ち寄ったカーヴ・ド・リラックスで購入したもの。この店には久しぶりに訪問した気がするが、適当に棚を眺め、手頃な一本を拾ってきた
ワイナリーのサイトからこのワインの紹介文を読むと、温暖な産地と冷涼な産地から採れるリースリングをブレンドして作ったことが分かる。温暖な土地からはトロピカルなフレーヴァーを、冷涼な土地からは梨やレモン、ライムなどのニュアンスをもたらしているそうだ
ワイナリー:シャトー・サン・ミッシェル
ヴィンテージ:2018年
アルコール:12.0度
インポーター:ファインズ
購入先:カーヴ・ド・リラックス(店舗で)
価格:1370円(税別)