アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

文京区 坂歩き ⑬ 目白台あたり


111.清戸坂






不忍通りの西側の起点にあたる場所に位置するのが清戸坂。すでに歩いた猫又坂→白鷺坂→富士見坂に続いてこの清戸坂が連なっている。長く緩やかな坂道で、いつもなら車で関越の練馬インターへ向かう時に通る道。歩いたのはこれが初めてだ。特に何もない場所なので坂道アプリがない限りわざわざ歩きに来ることはなかったと思う







清戸坂の終わり近くから横道に入ったところにある坂道。特に看板もなく、両側は建物のコンクリートの壁に挟まれて閉塞感がある。特段の趣きも何もないような坂道だった




坂を上り切ると目白通りに出る。新緑の季節で緑がまぶしかった



108.日無坂







この坂は坂道アプリ内の数ある坂道の中でもハイライトの一つではないだろうか。目白台神田川に挟まれた南向きの斜面にはいくつかの坂道が集中しているが、文京区の坂としてはこの道が一番西側に位置している。上りはじめは変哲もない住宅街にスタートするのだが、上りきって振り返ると雑誌でもよく取り上げられている景色が広がっていて、既視感すら感じてしまった。一番最後の写真に向かって左がいま上ってきた日無坂である。この坂道がちょうど文京区と新宿区の境になっている。また、向かって右側が富士見坂になる。どちらかといえば富士見坂のほうが道幅が広く有名かもしれない。遠くには新宿の高層ビルが見える



107.小布施坂







この坂も住宅街から上り始める。上った先は目白通りにぶつかり、ちょうど目白台一丁目遊び場の公園の脇に出る



106.豊坂






大きくS字のカーブを描く坂道。目白台が高級住宅街であることを思い出させるような建物が並んでいた。通りの東側は日本女子大がある



なおこの豊坂を上りきると目白通リに出るが、通りを挟んだ向かい側には先ほど歩いた幽霊坂の出口が見えていた












熊本のお殿様の庭園の入り口付近からスタートする。この界隈は斜面が南向きで日差しもよいから昔から一等地なのだろう。上りきると和敬塾の寮の裏に出てくる。この和敬塾、小説家の村上春樹さんが早稲田大学に通っていた頃に住んでいたそうだ。そう言われてみれば「ノルウェイの森」の世界にも通じていそうな雰囲気があるような気もしてくる。もしかしたら”直子”さんもこの辺りに足を運んだことがあるかも知れない…




104.胸突坂







水神社と芭蕉庵の間を抜ける坂道。この坂道もとても趣きがあってよい。水神社のイチョウが色づく季節に来ればあたり一面が黄色で輝くような景色に出会うことができると思う


今回歩いた界隈は坂道アプリのハイライトの一つになると思う。有名な坂道が次々と登場するし、何といっても南向きの斜面という好立地な場所柄もあるだろうが根津や千駄木の坂道とはまた違った歴史の趣きを感じられるようだった



歩いた日:2021年4月11日(日)
歩いた坂:7

111.清戸坂
108.日無坂
107.小布施坂
106.豊坂
104.胸突坂