アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

Tasca D'armerita Regaleali Bianco 2018/タスカ・ダルメリータ レガレアーリ・ビアンコ <イタリア>





しっかりとした色調で輝きのあるイエロー

カリンや黄色い花などのフローラルな香り、気のせいかミルクのような香りも感じられた

第一印象はみずみずしさとフルーティさ。トロピカルなニュアンスとタイトなテクスチャー。飲みごたえもある。線も太くややピリリと感じるスパイシーな苦味。そしてとろりとした質感も。ミネラル感とは違うけれど、クリアで艶やかなところもある。グリッロなどもそうだがシチリアのワインにはこの手の艶やかさを感じることが多い気がする。もちろん、ポジティブな特徴というつもりで書いている



このワインも「絶対はずさないおうち飲みワイン」(山本昭彦 著)に取り上げられていたものの一つ。タスカ・ダルメータのサイトを見てみると複数のエステイトが出てくる。このワインはTENUTA REGALIALI、すなわちエステイト・レガリア―リにラインナップされているワインであることが分かった。TENUTAがイタリア語でESTATEを意味することに気づくまでに少し時間がかかってしまった

サイトで見るこのワインのラベルと、今回の写真にあるラベルとでは若干のデザインや色の違いがあるようだ。サイトのワインは2020年のヴィンテージだったから、もしかしたら2018年から2020年の間にラベルが変わったのか、そもそも少し違う(例えばアサヒビール用に作られた)ワインなのか。詳しいことは相変わらずよく分からなかった

しかしタスカのサイトで見てもアサヒビールのサイトでみても使用されたブドウ品種に矛盾がない。このことから、いずれにしても同じワインだろうと思うことにした。セパージュはインツォリア、グレカニコ、カタラットというイタリア3品種にシャルドネが加わった4種類のブドウが使われているようだ。タスカの方にはさらに詳しいブレンド比率が記されていて、それはこのようになっている

Inzolia (28%), Grecanico (29%), Catarratto (35%), Chardonnay (9%)

かなり細かい数値が記載されているがヴィンテージによって多少はこの数値に違いが出るのではないか。4品種の中ではシャルドネが10%程度と低めの割合になっている



ワイン:レガレアーリ・ビアンコ
ヴィンテージ:2018年
アルコール:12.0度
インポーター:アサヒビール
購入先:トスカニ
価格:1980円(税込)