アルさんのつまみ食い4

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文京区 坂歩き ⑱ 小日向あたり


92.横町坂




小日向の台地の南向きの斜面を東西に走る坂道



93.服部坂





小日向の台地に南北にかかる直線的な坂道。神田川沿いから北上するとまっすぐこの坂道まで道がつながっている。某歌舞伎役者の自宅もこの坂道を上ったあたりの高級住宅街に建っている。アクセスもいい南向きの斜面の台地の上だ。多くの高級住宅地がそうであるようにこの場所も地下鉄やJRの駅がすぐ近くにある訳ではないが、車で移動する生活であれば最高の立地だと思う


94.大日坂





神田川沿いにある水道の通りから北向きに斜面を登っていく坂道。坂道の起点は信号が付いた交差点になっている。驚いたことに数名の小学生らしき子供たちが坂の上の方から自転車に乗って信じられないような猛スピードでこの坂を駆け下りてきた。すでにこの時点で嫌な予感しかない。物理の法則に従えば信号に入るはるか手前からブレーキをかけないと交差点で止まれないはずだが、あろうことかこの子供たちは交差点の手前でようやくブレーキをかけたようである。当然のことながら自転車はすぐに止まれず、急ブレーキをかけた自転車のタイヤの回転は止まってはいたもののタイヤのゴムのグリップはアスファルトをとらえることができずにそのまま路面にタイヤを滑らせたまま勢いよく赤信号の交差点に突っ込むことになった。たしか2台ほどの自転車だったと思う。ヒヤッとしたが、運のよいことに車は交差点に進入してこかった。タイミングが悪ければ間違いなく交通事故につながっていただろう。事故にならなかったのはただの運だ

自転車の乗り方として明らかに誤った乗り方だった。坂の斜面の角度、自分が乗った自転車の重さとスピード、自転車の位置と交差点の距離。こうしたものを総合的に考えばどの段階でスピードを落とさないと交差点に突っ込んでしまうかは勝手に体が計算して動くはずだ。車が来れば事故になるという予測も普通であれば容易に可能なはずだと思う。小学生たちは何かを争っていたのかも知れないが、現代的な子供たちはそうした運動能力や予測能力といったものが欠如してしまっているのかも知れないと思う一幕だった



95.鷺坂








名前もさることながら石垣に挟まれてなかなかに風情のある坂道。都市景観賞という賞を取った証も坂道の途中に自慢げに掲げられていた。坂道は途中で大きく左にカーブしており、上り切ったところで振り返るとまるで都内と思えないようなダイナミックな斜面の景色が広がっていた



96.八幡坂







この坂道も鷺坂と同様に途中で左に折れている。上り切るとちょうど鳩山会館の南東の角あたりに出る










この坂も文京区ではわりと有名な坂道だと思う。音羽あたりから茗荷谷へ帰る時にたまにこの坂道を通ることがあるが、鼠坂を上らないといけないと思うだけで若干気が滅入るほどに長く急な坂である。ただ道幅は広く、階段と斜面が作り分けられていて歩行者も自転車も通れるようになっているうえ、道幅を1:2くらいで分断する手すりもついているので上りと下りとで分けて通りやすい工夫も施されている。雰囲気自体も悪くない坂道だ



91.薬罐坂






鼠坂を攻略し、小日向の坂道はすべて歩きつくしたと思ったのだがアプリのスタンプ欄に1か所抜けがあるのに気づいた。それがこの薬罐坂。後日、この坂道だけを歩くためにわざわざ向かった。場所は横町坂のやや北側に位置している



歩いた日:2021年8月9日(月)
歩いた坂:6

92.横町坂
93.服部坂
94.大日坂
95.鷺坂
96.八幡坂


歩いた日:2021年8月13日(金)
歩いた坂:1

91.薬罐坂