淡いレモンイエロー
ハーブ、ライム、ヨードなど。ソービニヨンブランの特徴をよく表現したはっきりとした強い香りがグラスから立ち上がる
ボトルからグラスに流れ落ちる段階から滑らかさを感じさせる液体。この印象は２度目の経験で、１度目は同じくニュージーランド産のソービニヨンブラン、ソーホーワインズのそれだった。他のワインにはあまりそういうことを感じたことがないのだが何か共通するものがあるのだろうか。見ため同様にとろりとした質感がありながらフィニッシュではすっきりとした味わい。そして口内の端々に感じる塩気を伴うミネラル
ふくよかでボリュームを感じる甘苦いニュアンス。そして旨み。酒質もとてもきれいだ。弾けるような青いスパイシーさ、硫黄のような鉱物的なニュアンスが香ばしさを感じさせる。ネガティブな要素を見つけるのがなかなか難しい、良質なワインという印象だ
ソービニヨンはクセの強い品種だと思う。たいていのそれはブラインドで飲んでもなかなか間違うことがないというくらい特徴的な香りがある。そのせいか、食事にはなかなか合わせづらいという印象がどうしてもある
今回はチーズに合わせてみた。神楽坂のアルパージュで購入したブリアサヴァランとミモレットに。チーズにやや塩気があるせいかずいぶんとワインの味わいが甘く感じるようになった。まったく別物と言っていいくらいに
ワイナリー：ヴァヴァサワー
ヴィンテージ：２０１９年
アルコール：１２．５度
インポーター：ラック・コーポレーション
購入先：トスカニー
価格：１８９２円（税込）
