明るい赤紫色
赤と黒の中間を行くチャーミングな果実の香り
滑らかシルキーなタンニン、ジューシーな果実。適度な酸もあり、明るく伸びやかな味わいに誘われスルスルと飲めてしまう。複雑さや深みはない。ただ日常の食事との相性はとてもよさそうだ。トマトとひき肉のパスタやアンチョビを使ったピザなど、タンパク質を含むライトな食事と合わせるとよく合いそうな気がした。少し時間がたつとパン粉の香りが立ち上がるのに加え石灰のような質感も顔を出してきて、それが角の丸い舌触りと印象を与えるようになってきた
以前”まいばすけっと”で購入したチリワインの味わいに驚いてこれも期待して購入してみた。悪くない味わいだ。チリとシチリアと比べても仕方ないし、ブドウ品種も異なるが、オー・レゼルヴァと比較するとこちらの方がより線は細い。単体で飲むならチリのエミリアーナのオー・レゼルヴァの方が楽しみは大きい。そして今回のワイン、セッテソリのネロ・ダヴォラはオー・レゼルヴァよりも食事を呼ぶ味わいだったと思う。まいばすけっと、うまくニーズをすみ分けたワインを揃えているなと思った
ワイナリー:セッテソリ
ヴィンテージ:2020年
アルコール:13.0度
インポーター:コルドンヴェール
購入先:まいばすけっと
価格:898円(税別)