アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

今年の10大ニュース


2021年の10大ニュースを書き残して今年最後のブログとしたい

とはいえ、コロナウィルスによる影響で生活パターンは昨年から大差ない。いったん昨年の10大ニュースを各タイトルごとコピーしてからタイトルと内容の上書きをしていこうと思う


1.20年4月より在宅勤務を開始(いまだ継続中)
 昨年4月から続いている在宅勤務を今年1年も継続した。会社に出向いたのは健康診断や書類の受け取りなど、どうしても必要な用事に限った3~4回程度だったような気がする。
 2年近く在宅勤務しているとさすがのテレワークもだいぶ板についてくる。睡眠時間が早くなったし(だいたい10時過ぎくらいには寝るモードになる)、昼や夜には近所の散歩が日課になった(そのおかげで猫や昆虫や植物など人間以外の生き物に目がゆくようになった。季節の花の名前もたくさん覚えた)。そして通勤時間がないぶん起きる時間は遅くなった。仕事関係の人との関わりの場はもっぱらマイクロソフトTeamsを通じたものになり、電子的な画像(資料に限る。ビデオ通話は常にオフ)や音声(ヘッドセットを通じた空気の振動)を通した人の”気配”のようなものを感じながら仕事をすることにも慣れた。人間と言えば日常的にはカブちゃんくらいしか対面で話す相手がいなくなった。
 もう出社する体力を失った気がするし、通勤の満員電車に乗っている自分を想像することすら難しくなってきた気がする。これが人間としてベターな方向に進んでいるのかどうかは分からないのだが、人間よりも自然を相手にする時間が増えたことは良いことのような気もしている

2.毎年恒例の海外旅行に行けず
 入社した以降で数えれば、99年以降毎年のように出かけていた海外旅行が2年連続で中止となった。22年はどうなるだろうか。コロナ禍のさなかにも拘わらず海外勤務の異動希望を出している。さて、来春の定期異動ではどうなることか

3.よく飲んだ
 21年の「ワイン」カテゴリに投稿したものをざっと合計すると約100本くらいのワインを飲んだようだ。昨年が約80本だったことを考えると前年よりは少しモチベーションが高まった一年だったかも知れない。ワイン愛好家から見ればたいしたことのない数だと思うが、昨年の感想と同様、個人的にはまずまずの数量だったと思う

4.よく読んだ
今年は52冊の本を読んだ。思想的なもので言うと「人新世の資本論(斎藤幸平)」「武器としての資本論白井聡)」「騙されない老後 権力に迎合しない不良老人のすすめ(池田清彦)」、人類学的なものでは「虫とゴリラ(養老孟司、山際寿一)」、地形や地質あるいは土地や風土に関するものでは「東京名物食べある記(時事新報社家庭部)」「東京裏返し 社会学的街歩きガイド(吉見俊哉)」「谷根千の冒険(森まゆみ)」などが面白かった。あまり読まない小説についていえば「まりも日記(真理幸子)」「月夜の森の梟(小池真理子)」の2冊がこの一年に読んだ小説の全てだ。
 内田樹先生と養老孟司先生は自分にとって常にオールウェイズベストで、内田先生の本は「日本習合論」「コロナと生きる」「コモンの再生」「街場の天皇論」「日本戦後史論」「待場の芸術論」「武道論 これからの心身の構え」の7冊を読んだ。養老先生の本は「コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線」「虫とゴリラ」「虫は人の鏡 擬態の解剖学」「世間とズレちゃうのはしょうがない」「京都の壁」「「身体」を忘れた日本人」「養老先生のさかさま人間学」「半分生きて、半分死んでいる」「養老先生、病院へ行く」「AI支配でヒトは死ぬ。」の10冊を読んだ。
 そんな養老先生に触発されて読んだ「方丈私記(堀田善衛)」の影響で京都の日野を訪れることにしたのだった。それから、この歳になってようやく「坂の上の雲司馬遼太郎)」に手を出した。まだ2巻までしか読めていないので来年はこのシリーズを最後まで読み切りたいと思っている

5.読者テイスターに参加
 20年12月に引き続き21年3月に2度目の読者テイスターに参加した。ワイン雑誌「WINE WHAT(ワイン ワット)」の読者テイスターである。残念ながら僕が2度目に参加した回を最後にこの雑誌は廃刊になってしまったのだが(僕のせいではない。そう信じている)、個人的には大変貴重な機会を与えて頂いた編集長の山田さんにはとても感謝している

6.あまり練習できなかった
 今年も練習らしい練習をしなかった気がする。数えてみればウチには6台のギターがあるようである。エレキギターが4台、アコギが2台。エレキはギブソンのES-335、ヒストリー(島野楽器)のストラトタイプ、フェンダーテレキャスターアメリカン・オリジナル)、フェンダー・スウィンガー(これはカブちゃんの)。アコギは社会人になってお金ができて買ったマーチンのD-28、学生時代に1万2千円くらいで買ったエピフォンの韓国製のもの。
 数だけはまあまあ揃っているのだが、この一年で「好きなことと楽しいことは別のことだ」ということにも気づかされたような気がする。ギターは好きだ。形も、音も。形についていえば何であんなにカッコいいのかよく分からない。エレキギターは1900年代の後半に発明されたんじゃないかと思うが、テレキャスターなんて生まれた時からすでにカッコイイ。音についていえば、弦の振動をボディやアンプで増幅したサウンドは同じ弦楽器でもバイオリンやチェロとは異なる魅力がある。
 ギターをうまく弾く人はとてもかっこよく、流麗なフィンガリングを見ているだけでも好きである。ただ、実際に自分が弾いていて楽しいかというと必ずしもそうでもないということに気づいた。僕は楽譜が読めない。音楽的な理論もほとんど理解していない。小学校時代の通信簿の音楽は5段階評価でせいぜい2くらいだったんじゃないだろうか。指板上のどこにどの音があるのか、何故そのフォームで弦を押さえるとそのコードが鳴るのか。よく分からないことが多すぎる。理論的に追いつめられるとサッパリ理解ができず、それが苦痛になってしまうのだ。あまり難しいことを考えなくてもよいのかも知れないのだが。そんな状況なのだが何故かギターに関するモノは好きなので、いまは新しいアンプを買おうかどうか思案中・・

7.箸とマウスを左手に変更した(20年から継続中)
 20年10月くらいから箸とマウスの持ち手を左に変更してすでに1年以上が経過した。20年当時は首と肩の痛みがあって、左右の手に負荷を分散すればその痛みが改善するのではないかということもあって箸とマウスを左手に変更してみたのだった。実際、その後は首や肩の痛みが出ていない。それが持ち手変更のおかげなのかどうかは分からないのだが。
 左手を長く使っていれば利き手の右手と同じくらいの感覚になるのかと思っていたけれど実際にはなかなかそうはならないことにも気づいた。やはり左手は左手。使いこなすというほどに器用には動かせないのが現状である。そしてなぜか左利きの人に憧れがある。右利きと左利き。左右の違いだけなんだけど何故か魅かれるものがある

8.文京区の坂道を113個歩いた
 年始に始めた坂道歩きのアプリに従って文京区にある113個の坂道を歩いた。そのことはブログにも記載しているが、アプリがなければ歩かないような道や景色にずいぶんと出会ったと思う。思い出すと結構楽しかった。
 坂道の起点と終点とでそれぞれアプリを操作する必要があるのだが、自分の立ち位置と地図上の位置の関連付けがうまく行かずその操作ができないということが多々あった。スマホGPS精度の問題かもしれないが、あえて言えばその点が若干使いづらいアプリではあった。とはいえ区内に住んでいる人にはお勧めのアプリだと思う

9.両親と泊りがけの旅行に出かけた
 カブちゃんが社員旅行で沖縄に出かけている留守を活用し、両親と僕との3人で銚子まで12月17日(金)~18日(土)にかけ泊りがけの旅行に出かけた。3人での旅行はこれが人生で初めてだったんじゃないかと思う。父親と風呂に入ったのもいつ以来だろうか?40年振りくらいかも知れない。シャンプーとリンスをしてあげ、背中を流してあげ、風呂上がりには顔、手、足にたっぷりとクリームを塗ってあげた。朝には髭剃りを手伝ってあげた。こんなことも初めての経験だった。母親も随分と気晴らしになったようで何よりだったと思う

10.NHKテレビ スペイン語講座「旅するためのスペイン語」が進まなかった
 年初に始めようと思い買ってきたNHKスペイン語教材のテキストだが、3月分くらいから先に進めることが出来なかった。なんでこうもやる気を出せないのか。我がことながら残念だ。来年はこの続きを勉強したいと思っているのだが・・


それでは、よいお年をお迎えください