アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

洺町 日本料理 @MRT南京復興駅



ここも会社帰りに立ち寄ったお店。会社近くで何か食べて帰ろうと思い街をぶらついていて、この店の前に置いてあったメニュー表を取りあえず吟味していたら中から女将さんが出てきて招き入れられてしまった

170元の海鮮丼(熟食)と書いてあるものを指さして注文したところ何やメニュー表の「+100元」というところを女将さんが示している。どうも170元に+100元して270元にすると定食にできるというもののようなのだが、「丼なのに定食」というのがよく分からなくてまごついていたところ別の男性店員さんらしき人(隣のテーブルで飯を食っているだけの人にも見えたのだが)が出てきた。この男性が英語で説明してくれたところによればやはりとにかく+100元を追加で支払わないといけないらしい

要領を得ないままではあったものの、特に大した金額でもないし早くこの状況をやり過ごしたくなって言われた通りでOKだ、ということにした


出てきた料理が上の写真の通りだが、丼のほかに小鉢、茶わん蒸し、みそ汁などがついてきた。これで1,000円くらいならまあ安いものかと思う。海鮮丼だし――


海鮮丼。一般的に日本人がイメージするそれは酢飯のご飯の上に刺身が乗っていたりしないだろうか?できれば刺身に加えてイクラや尾頭付きの甘えびなんかが乗っていれば上等だ。しかし運ばれてきた丼を見てもそれらしいものが見当たらない。いや、厳密にはエビは乗っている。しかし生ではなく茹でたエビのようだ

他には茹でたイカ、貝ヒモ、平べったい何か(貝だろうか?)、そして謎にやや甘く煮た油揚げと黒豆が乗っている。これは一体なんだろう・・。これを海鮮丼と呼んでよいのか分からない上に、これまでの既存の知識と経験がガラガラと音を立てて崩れていくかのような気がした。もしかしたら料理名の後ろの方、カッコ内に書いてあった(熟食)というワードに秘密があるのだろうか


久しぶりに酢の効いた酢飯のご飯を食べられたのは良かったし、いわゆる”海鮮丼”とは少し違うけれど別にこれはこれで悪くはない。おまけに最後に水分多めの茹で小豆、というかお汁粉だろうか、がデザートについてきたし



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