江古田のパン屋、パーラー江古田が小竹向原に出店したベーカリーカフェの評判が良いという情報をキャッチしたので、早速出かけてみました
まちのパーラー
東京都練馬区小竹町2-40-5 1階
03-6312-1333
小竹向原駅から歩いて5分程度ということでしたが、実際には20分くらいかかった
とにかく普通の、まったく特徴のない住宅街の中にあるので、土地勘がないと初めて来てまっすぐ店にたどり着くのはほぼ不可能かもしれません
僕たちは慣れない土地をぐるぐると歩きまわり、最終的に交番のおまわりさんに訪ねてようやく場所が分かりました・・・
店はガラス張りで天井のとても高い造りになっています
店員の男性に聞いたところでは2011年5月にオープンしたそうですから、まだ1年も経っていません
僕たちは事前に予約しましたが、あれよという間に店内はほぼ満席になっていました
遠方から来るなら予約をしておく方が無難だと思います
また、夜利用ならパンも予約して取り置いてもらった方がよさそうです
店で販売しているパンが売り切れになってしまうと、パンが食べられなくなってしまうみたい
これは予約の時に店員さんがアドバイスしてくれるので、相談して決めたらよいと思います
メニューはガラス張りの壁に書いてあります
渡されたドリンクメニューにはボトルワインが載っていなかったので、ワインリストを店員さんにお願いしたところ、ワインリストはなく適当にチョイスした中から客に選んでもらうシステムになっているそう
これは「煮込みや なりた」と似ています
赤ワインと頼んだら5本テーブルに持ってきてくれました。イタリアワインのみ取りそろえているようです
バルベーラが2本、アリアーニコが1本、ネッロ・ダボラが2本
ネッロ・ダボラはシチリアの土着品種ですが、過去に飲んだワインには苦いイメージがあってあまり良い印象がなく、最初から選択肢から外しました
バルベーラとアリアーニコですが、カンパーニャのワインは飲んだ記憶がなかったのでアリアーニコに決めました
フランスワインではあまり見かけない個性的なラベル
カンパーニャのアリアーニコと言えばDOCGのタウラージを思い浮かべますが、このワインはIGT
甘みがあってしっかりとしたタンニンも溶け込んでいます
明るく陽気な印象の、親しみのもてるワインでとてもおいしかった
あまりにおいしくてスイスイと飲んでしまった
雰囲気としては南仏のグルナッシュに近いような気がしました
いろんな野菜とチーズのサラダ
上にかかったチーズはフワっと雪のような口当たりだけれど、濃厚な味がしっかりと感じられます
また、イタリアンらしくバルサミコ酢がふってありました
予約時に取り置きしてもらっていたパンの盛り合わせ
さすがにパン屋のパンだけあっておいしいです
僕たちはパンが好きなので、こんな感じでたくさん盛られているととても嬉しい
肉屋盛り
生ハム2種類、サラミ、パテ、リエットなどが乗っています
パンに塗ったり乗せたりして一緒に食べるとワインがどんどん進んでしまう旨さです
フリッコ
マッシュポテトをフライパンで焼いたような料理
ジャガイモの甘みがいきた、素朴な味わいの一品
豚スネ肉のコンフィ
低温の油に浸してしっかりと火を通した肉はしっとりと柔らかく、ネットリとした脂の部分もくどさが抜けていて旨い
これも赤ワインにはぴったりですね
添えられたポテトはプライドポテト状の細長いものではないですが、皮も剥かずに揚げたポテトは甘くておいしかった
料理は定番のものが多かったので「煮込みや なりた」のような見た目の驚きやボリューム感からくるパンチはありませんが、全体的にはおいしいしコストパフォーマンスもそれほど悪くないような気がします
ワインもとてもおいしかったし
料理だけでなくパンもおいしいので、この点はこの店にとっての強みであり売りな部分だと思いました
今回は夜の利用でしたが、昼にも来てみる価値がありそうです
難点があるとすると、店内が少し寒かった点かもしれません
冒頭に記載したとおり天井が高い造りになっていて、暖かい空気が上の方に留まってしまうからだと思います
上の方の梁に取り着けた扇風機3台で空気をかき混ぜていましたが、残念ながらあまり効果がなかった
ガラス張りだから逆に夏はものすごく暑くなるのではないかと心配です
帰り際、店の外から店内を写した写真
まるでエドワード・ホッパーの絵のような写真になってしまいました
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