アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

2012年 スペイン&ベルギー&フランス旅行 ⑱ パン屋編

恒例のパリでのパン屋巡りはこんな感じでした

★パン屋

■1日目
Julien@Louvre




クロワッサン:脂っこくなく、厚めの層でしっとりした生地。ほんのり甘い
パン・オ・レ:食事に合わせると相性が良さそうなあっさりとした卵多めのミルクパン



Pain ARTINASAL@エッフェル塔界隈
「Pain depis」というお店の煎り小麦配合のバゲットというのをお目当てに訪問したのですが、違うパン屋さんになっていました(残念)、それがこのお店



とは言え、ひっきりなしに人が入っていくので、試しに小さめのバゲットを購入してみました
ノーチェックだったけれど、フランスパンのレベルの高いご当地だけあって、軽い噛みごたえで、クセがなく食べやすい生地でした



Jean Millet@エッフェル塔界隈
とても可愛らしい外装。サロン・ド・テとして、ケーキやパンを紅茶、カフェなどと合わせてその場でいたくこともできます


お目当てのパン・オ・ショコラ
このパンは、スウィーツ・ガイドでフランスで最もおいしいと紹介されることもあるようです
棒状のチョコは量がちょうどよく(通常より細め)、ややビター。生地はわりとしっかり目でしたが、決してオイリーではなく、3時のお菓子に良さそうでした



Secco@エッフェル塔界隈

前のお店から移動する時に道に迷ってしまいましたが、通りがかりの地元の女性が、お店まで送り届けてくださいました。とても気さくな方で、お店に着くまでに見かけた建物などをひとつひとつ説明してくださって、親切さが身に沁みました。そういう経緯もあって、このお店には思い入れがあります

お店の外装と同じく、パンの袋にもピンク色があしらわれています


クロワッサン
バターは3ヶ月熟成したヴァンデー地方のAOCだそうです
上質なバターの風味が口いっぱいに広がります
層というよりもメッシュのような形状の生地は、弾力があり、噛みごたえがあります


タルト・オ・ポム
これは絶品!Poilaneを超えてしまったかも
見た目も芸術品のように美しく、りんごの薄さと焼き加減が絶妙
タルト生地は薄く、少し酸味のあるリンゴの味がとても引き立ちます
クリスピーなアップルパイといった感じ



■2日目

この日は朝一番で、2012年のバゲットコンクール優勝の「Sevastien Mauvieux」のある18区へ向かいましたが、調べてきた住所には空き家になっていて、引っ越してしまった気配、残念

近くにあるもう一軒の目当てのお店へ向かいました

Arnaud Delmontel@モンマルトル界隈
記憶力のいい人はちょっと蘇ったかもしれません
このお店は昨年、カブさんアワードで絶賛した「セーグル・フィユテ・オ・ミエル」を買ったお店の支店
バゲットコンクールの2007年の優勝店でもあります

今回も「セーグル・フィユテ・オ・ミエル」を買う気満々だったのですが、朝早過ぎて、店頭に並んでいなかったので、大麦の入ったバゲット・セレアルを購入

私としたことが、写真を撮る前に完食してしまいました・・・粉に酸味はなく、粘り気は少なめの生地で、大麦がアクセントになっていました


Du Pain et des Idees@10区(JACQUES BONSERGENT駅近く)

内装も外装もアンティークで優雅な雰囲気



ずっと食べてみたかったパン・デ・ザミ
「友だちのパン」という意味だそうです
恋焦がれていたこのパンですが、食べてみたら、想像していた以上においしかったです
本で「薪を焼いたような香ばしさ」と書いてありましたが、ぴったりの表現で、ごわごわと固く焼かれた外側と、もちもちと粘り気のある生地の食感が素晴らしい
中はちょっと茶色っぽく、噛めば噛む程に粉の甘みがじわっと口に広がります


クリームの乗った一口パイ
レモン香るクリームにサクサクしたパイ。道を歩きながら、パクっと一口食べるのによかったです



Poilane@サンジェルマン

ここはもう定番中の定番


絶対的なエース、タルト・オ・ポム
相変わらず外さない一品。パイ生地もしつこくなく、リンゴも自然な甘み



■3日目

最終日の朝、ラストスパートで、ホテルから徒歩で行けるお店へ

Josephine@凱旋門近く



朝7時オープンに合わせて来店。朝ごはんをここで食べようと企てていましたが、残念ながらカフェスペースのオープンは8時。ということで、焼きあがっていた2品をテイクアウト

クロワッサン:焼き立てで、サクサクと軽い。層が厚めで、バターの量も適度でおいしい
パン・オ・ショコラ:こちらもふわっサクっ。チョコの量もほどよい



次にてくてく歩いて向かったのがこちら

Jean-Pierre Cohier@凱旋門近く


ここは2006年のバゲットコンクールの覇者


バゲットのサンドイッチを食べてみたかったけれど、こちらも来店が早過ぎてまだサンドイッチは並んでいませんでした(早起きは三文の得・・・じゃないような)

王道のバゲット
焼いたお餅のような皮の香ばしさがいい。発酵臭さのようなものがなく、粉の旨みが噛むたびに素直に口に広がる



これも見逃せなかったシュケット
素朴な懐かしい味。生地はほんのり甘い。砂糖の粒で甘みをプラスしている


まだまだまだまだ・・・行きたいパン屋さんが尽きません
これはもうパリに本腰を入れて住むしかないかも・・・です

おいしかった、楽しかった!


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