アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

ナカヤ @南砂町

年内にもう一度食べたくなり、訪問したパン屋です(以前の記事はこちら


ナカヤ
東京都江東区東砂6-20-8
03-3644-3573


東京の東、荒川にほど近い場所に位置するナカヤ

東西線の南砂駅から歩いて約15分

何でこんな所に、こんなにおいしいパンを作る店があるのか


しかしこの店の評判はきちんと知られているようで、店内には落語家を中心に(なぜ?)有名人のサインが置いてありました



商品が売り切れてしまうと困るので、事前に電話で予約をしておきました

案の定、4時くらいに到着した時には、棚が寂しい状態でした


僕たちの心をワシづかみにしたナカヤのパンがこれ

さつまいもデニッシュ



生地と一体化したサツマイモの旨さよ・・・

軽く焼くとさらにおいしく


表面はパリッとしていて、中はふっくら優しい甘さ

何となく焼き芋を連想させられます


クロワッサン

バターがしつこくない

本場フランスのクロワッサンにも引けを取らないおいしいクロワッサン


オリーブ入りのパン

見た目はしっかりとしたハード系ですが、中はポンテケージョのようなもちもちとした食感

生地自体は粉の甘みだけなのですが、ごろごろと散りばめられたオリーブの塩気がちょうどよく、ワインに合いそうなパン


バゲット(レトロバゲットバゲットムール)


今年食べたバゲットの中ではかなり上位に食い込むぞ・・・

しっかりとした皮、生地はやや褐色、気泡がしっかりと入っている

味わいはあまり強くないですが、これがむしろ食事には合わせやすい

ちなみにレトロバゲットはフランス産の小麦粉、バゲットムールは石臼挽き粉が使用されているらしい


ビーフシチュー

パン屋なのに売っているビーフシチュー

ゴロゴロとした野菜はスプーンで簡単に切れるほどに柔らかい

肉はホロホロと崩れるほどにしっかりと煮込まれていて、とてもおいしいです



帰り際に店員さんに

 「このお店は開店してからどのくらい経っているのですか」

とお聞きしたところ、

 「昭和8年の開業です」

だって

昭和8年は1933年だから、もうかれこれ80年ほど経っています

歴史がありますね・・・

こういう地元密着型の歴史のあるお店というのは、何かひとつ昔から有名なパンがあって、それを中心にあとは無難な感じで作られていることが多いような気がします

でも、このお店は「餡パン」が超有名なのにも拘わらず、他のハード系、デニッシュ系、お惣菜系、ビーフシチュー、プリンに至るまで、どれをとってもお店の看板商品にできるくらい完成度が高いです

これは常に素材や技術に対して勉強を続けていらっしゃるからなのかな、と感じます



この店員さんは電話予約にも応対してくれた人だと思うけれど、とても感じが良いです

商売には人柄は重要な要素ですよね




来年もきっとまた何度も訪れることになるパン屋だと思います

ちょっと遠いんだけどね、、、



カブちゃんは

 「文京区に支店を作ってくれるといいんだけど」

とつぶやいてます・・・




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