建仁寺
〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路通四条下る四丁目 小松町584
075-561-0190
純心庵でランチを楽しんだ後、近くにある建仁寺を訪問してみました
祇園からもほど近く、なかなか風情があって見応えする寺でした
冒頭の圧巻の双龍図は法堂の天井に描かれたもの
創建800年を記念し、2002年に小泉淳作氏によって描かれたそうです
比較的新しいのですね
風神雷神図屏風(国宝)は僕でも知っている俵屋宗達の作
海北友松によって桃山時代に描かれた方丈襖絵の一つ
この寺にはたくさんの龍が生息しているようです
潮音庭
海外、特に僕が今までに出かけたことがあるヨーロッパに出かけると、歴史の残る町並みが現代にも残っています
こうした文化の香りと歴史が息づく街という点では、日本で太刀打ちできるのは京都くらいしかないのではないか
そう思うことがよくあります
海外の人と話していると「XX年の頃に・・・」というように、あたかもついこの間のことのように歴史のことを話されることがたまにあります
そういう時代感覚というか、過去の歴史の上に今の時代が成り立っているということは、日本人同士の会話では普段あまり出てこないような気がします
カブちゃんのおばあちゃんのおばあちゃん(なんて言うの?)が言っていた話、ということでカブちゃんのお父さんが以前僕に話してくれたことがありました(ちょっとややこしくてすいません)
「おばあちゃんのおばあちゃんは、この家から鳥羽伏見の戦いによる戦火の煙が見えたらしいんや」
こういう話を聞くと、教科書でしか聞いたことのない歴史上の出来事でも、確かに僕たちの祖先が間違いなく目撃をしていたということが、これまで以上には実感としてもてるような気がします
まさにそういう感覚が、特に僕のように東京で働くような人間には非常に欠如しているし実感として感じづらい
こんな話が聞けるのも京都ならではだし、長くそこに住んでいる人からしか聞けない貴重な話です
僕はいったい過去から将来に向けた橋渡しの役割を果たせているのか
今ここにこうして存在している意味ってあるのだろうか
伝統芸能でも長く続く酒蔵でも、過去から現在へ、そして現在から将来へ引き継いでいくという仕事に従事している人たちに対しては、その重責を果たす責任に本当に頭が下がるし、羨ましくもある
京都は不思議な街です
確かに観光地ではあるけれど、それだけにとどまらず、訪れるだけでいろいろなことを考えさせられてしまう
古い町ではあるけれど、今でも訪問者に多くの刺激を与え続ける
それが魅力の一つにもなっているのかなと、そんなことを考えました
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