4月29日(火)
この日の予定は、
アヴィニヨン→(バス)→ポン・デュ・ガール→(バス)→ニーム→(バス)→アルル→(電車)→アヴィニヨン
と三角形に周ってくる予定でした
だけど、実際には
アヴィニヨン→(バス)→ポン・デュ・ガール→(タクシー)→アヴィニヨン→(電車)→アルル→(電車)→アヴィニヨン
という不効率な移動になってしまった
これは、何といってもポン・デュ・ガールからニームに向かう予定のバスが来なかったことによります
ヴィルヌーヴ・レザヴィニヨンからの帰りのバスが来なかったことと同様、フランスではバスが鬼門です
あるはずのバスが来ない
これはもしかしたら普通にあり得ることなのかも知れません
この辺りを織り込んで計画を立てる、立てた計画に対いてもコンティンジェンシーを考えておく
それくらい念入りにしておいてもし過ぎることはないのかも
アヴィニヨンの郵便局前のバス停からA15のバスでポン・デュ・ガールに向かいます
途中、エステザルク近辺を通っていきます
エステザルクと言えば協同組合
僕の好きなワインの一つを作っている共同組合があるのはこんな場所だったんだと感慨深い
写真はそのエステザルクのバス停近くの畑
バスに乗って走ること40~50分で「ロンド・ポイント ポン・デュ・ガール」のバス停に到着
ここから次にB21のバスに乗ってニームに乗るはずだったんですけどね・・・
繰り返しますが、バスは来ませんでした(怒っているのです)
このバス停から5分も歩くとインフォメーションセンターに到着します
途中、巨大なカタツムリをたくさん見た
もしかして、エスカルゴ・・・(?)
さらに奥へと進むと、ポン・デュ・ガールが見えてきます
僕たちには「はるばる来た感」があったのですが、犬の散歩をしている人やジョギングしている人を見かけた
考えてみれば近所には住人もいるのでしょうが、こうして世界遺産を散歩したり走ったりしているというのは、何となく生活感が出てしまって世界遺産としての”重さ”が減じてしまうような気が
乗る予定だったバスの次のバスが来るかどうかもわからないし、待った挙句次のバスも来ないというのでは時間の無駄でしかない
インフォメーションの女の子にバスのことを聞いてもさっぱり意味が分からないことを言っていて、ニームに向かうB21がストライキだと言っていたのに、いつの間にかアヴィニヨンからポン・デュ・ガール乗ってきたA15がストライキだと言い始めて、混乱しちゃうタイプなのか、全くあてにならない
同じバス会社で、路線ごとにストをしたりしなかったりってのがあるのだろうか
最後には
「一番いいのは、やってくる車に行き先を聞いて・・・」
それってヒッチハイクを勧めてます?という感じになってしまい
結局、タクシーを呼んでもらうことにして、ニームはあきらめて一旦アヴィニヨンに帰ることにしました
タクシーでは30分くらいで帰れましたが、タクシー代は約50ユーロもかかってしまった
おかげで、というか、アヴィニヨンで気になっていた昼だけ営業する人気レストランに入ることができました
ニームに行っていたら立ち寄れなかったので
プロヴァンスのロゼ、シャトーヌフ・デュ・パプの赤
ランチは10ユーロ程度で、フランスでは安い方です
左からネギを焼いたようなもの、鶏肉のホワイトソースがけ、クスクス
値段のわりに味はまずまずで、いつも混んでいる理由が分かります
この後は電車でアルルに向かいます
駅前から市街まで歩いて10分程度
ゴッホが入院していたという病院は、いまは文化センターになっているようです
この中にはゴッホも絵に残しているようでした
この中庭のカフェで僕はどうしても休憩を取りたくなってしまった
人も少ないし、日陰で、流れる風が気持ちいい
なんでこんなに気分が落ち着くんだろう、そう考えた理由が「もともとここが病院だったから」じゃないか、と考え、東京での会社生活で心が病んでいるのか俺、と思わずにいられなかった
この壁を見ると何だかテレキャスターを思い出してしまう
このカフェはゴッホの「夜のカフェのテラス」のモデルとなったようです
色々なところで、南仏では黄色をよく見かけるような気がします
この店では今日の晩ごはんのお惣菜を買いました
こうしてアルルの観光は終了
晩ごはんはこちら
スフレ
カルフールで買ったお惣菜の人参サラダ
タラコのペーストを買ってパンに塗りました
明日はリュベロン地方への半日ツアーに参加します
いよいよアヴィニヨンの滞在もあと一日です
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