神田の羊料理の名店、味坊が湯島に新しい店を出したそうで、いたく評判もよい、という情報をかぎつけてきたカブちゃんが僕の誕生日祝いに連れて行ってくれました
味坊 鉄鍋荘
東京都台東区上野1-12-9
03-5826-4945
アパートの1階を店にしたような造りで、テーブル席が4~5席ほど
そのすぐ横に厨房があります
中国語の漢字は読めませんが、これが今日のメニューなのだろうと推察
味坊でもそうですが、ここ鉄鍋荘でも中華にワインを合わせて楽しむことができます
今回はロゼをお願いしたところ、4本ボトルを持ってきてくれました
この中から、左から2番目のモルドバのワイン、Chateau VARTELY(シャトー・ワルテリ)を選びました
マルベックとシラーのブレンドです
以前TVか何かでモルドバのワインを紹介しているのを見かけて以来、何となく気になっていたモルドバのワインにここ鉄鍋荘で初挑戦
飲み物を選んで落ち着いたところで、前菜が一気にテーブルに並べられていきます
どれを食べてもおいしくて、味付けがとても素晴らしい
そして、野菜、キクラゲ、鶏肉などヘルシーな食材を使っているので安心していただけます
ここで、ついにテーブルの鍋のふたがオープン
鍋は4種類ほどの中から2つを選ぶように店員さんに言われました
一人で一つ分の鍋を食べる計算ですが、そんなに食べられるのか・・・
まずは羊肉と大根の鍋
あらかじめ厨房で下ごしらえされた具材を投入
すでにこれだけでおいそうですが、ここにトウモロコシを練ったもの、それと花巻が添えられる
羊肉を食べる、大根を食べる。そして汁を浸した粉ものを合わせて食べる
旨い・・
もう一つは魚の鍋にしました
辛いのと酸っぱいのがあるよ、ということで辛いのが苦手な僕は酸っぱい方をチョイス
脂の多い魚でしたが、あれは何の魚だったのだろう
あまりにお腹が一杯になってしまい、最後は少し残してしまいました。。
厨房ではさらに、小麦粉を練り、延ばし、何やら制作中・・
まさか僕たちのテーブルに運ばれるとは思っていませんでしたが、ちゃんと運ばれてきました
この水餃子もおいしくて、ニンニク醤油をつけて食べると食欲も刺激され、スルスルと胃に落ちていきます
最後に白キクラゲを使ったデザートが出てきました
評判がよいのは聞いていましたが、実際に食べてみたら本当においしかった
しばらく出かけていませんが、同じ中華で言うと源烹輪を食べて以来の衝撃
あちらは四川、今回の鉄鍋荘は東北地方チチハルの料理ということでジャンルは異なるものの、何やら新しい種類のおいしい食事に出会ったときの驚きと嬉しさに満たされる感じ
味わう、というだけではなく、目の前にある鍋のフタが閉められ、その中でグツグツと料理が煮られているのを待つ時間というのもライブ感があって味わい深い体験の一つ
また来たい、と思う店です
場所は湯島と、落ち着いた場所にあるのもよい
しばらく前にやっていたタモリのTV番組「ヨルタモリ」が好きでした
バーを模したセットにミュージシャンをレギュラー陣として配置し、ほぼ毎回のようにゲストを交えた即興的音楽が繰り広げられる
音楽演奏による緊張感の一方で、トークの間に挟みこまれる劇中劇のギャグ映像で少し緩んだり・・
マスター役の宮沢りえの和装と、タモリとの会話によって引き出される愛嬌もまた魅力でした
そんな「ヨルタモリ」の舞台設定も湯島だったと思います
上野界隈は若者に人気の街にはなりえないのかも知れませんが、逆に僕たちにとっては渋谷や新宿よりもずっと魅力的に感じる
古い東京が残るこの辺りはまだまだ探検し甲斐がありそうだ・・
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