町田酒造 清りょう 秋あがり 特別本醸造
町田酒造は前橋市駒形町にある蔵元で、先日行われた法事の後の食事会で出てきてその存在を知りました
とてもいいイメージのお酒だったので、群馬に帰省した際に近所のスーパーマーケットで見つけて思わず購入しました
精米歩合は60%、日本酒度+4
価格はぴったり1000円
アルコールは14度~15度
軽く黄色みがかった色合い
香りは控えめながら、綿アメなどの砂糖菓子やパイナップルなどの吟醸香もわずかに感じられます
まろやかな口当たりで中程度のボリューム感がありつつも後味は比較的さっぱりとしている
食事と合わせると良さそうな気がします
ちなみに商品名になっている「秋あがり」とは何のことかと思い調べてみたところ、以下のような説明を見つけました
引用させて頂きます
「秋あがり」
・寒造りで製造した清酒を貯蔵して夏を越す
・そして秋になる頃にその酒質が向上していることを表現した言葉
・新酒特有のアラさがすっかり消えて丸みが出、ほどよく熟成した飲み頃の酒とされている
「冷やおろし」という言葉もよく耳にしますね
清酒では、出来上がったお酒をタンクに貯蔵するときに一度、そしてタンクから瓶詰めする時に一度、合計二度火入れをするそうです
そして、この二度目の火入れをしないお酒のことを「生詰」と呼ぶそうで、この時期にこの生詰のお酒を出荷することを「冷やおろし」というのだそうです
確かにこの日本酒にはボトルネックの部分に「生詰」と書いたシールが貼ってあります
逆に、タンクに貯蔵するときに火入れをせず、タンクから瓶詰めする時には火入れをするお酒のことを「生貯蔵」と呼ぶ
なるほど
簡単に整理すると、
「秋あがり」は、夏を越して秋になり旨味が乗った”状態”を指す言葉
「生詰」は、瓶詰をする時に火入れをせずに詰めた”状態”のお酒を指す言葉
「冷やおろし」は、ひと夏越えて気温が低くなった時期に生詰のお酒を出荷する”行為”を指す言葉
という感じでしょうか
そう考えると、このお酒は特に”冷やおろし”とは書いていないけれど、
「秋あがりを生詰の状態で冷やおろしで販売するお酒」
という説明でよいのかな
今回は日本酒一本でいろいろと勉強になりました
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