アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

厳島神社


初めての宮島はどしゃ降りの雨

それでも、フェリーの窓から近づいてくる島の景色は神秘的で

異界に踏み入れるような気分

宮島に向かう前、広島駅前で早い時間からお店を出しているおむすびの「むさし」で朝ごはんを調達

ご飯にも味がついていて僕にはおいしく感じるおむすびだった

この写真だけはカブちゃんによるもの。奥行きがあってなかなかいい


坂を登ってロープウェイ乗り場に到着

雨にくすぶる山間を抜けるロープウェイはまるで魔界に進んでいくよう

途中で乗り換える

ほとんど景色が見えず

山を登っている時にふと音がして、目をやると野生のシカ
何も見えない。聞こえるのは、雨の音
展望台にたどり着くと、売店で働いていると思しき年配の女性が「3階までありますよ」と

こんな山頂まで、ましてやこんな雨の日に、この女性は毎日ここまで登ってきているのだろうか
展望台から見下ろす
山を下りるころには少しだけ見晴らしがよくなってきた

ロープウェイを登り切ったところの食堂の女性と、ロープウェイ乗り場まで連れてきてくれたバスの運転手の男性に、「山の上の売店に女性がいたのですが、彼女は毎日登っているのですかね?」ということを聞いてみた

だけど、2人とも僕の質問にピンと来ていない感じだった。「そんな女性、いたかな?」とでも言うかのように

あの展望台の女性は一体誰だったんだろう?

こんな豪雨の日に、仕事のためとはいえ山頂まで登ってくるのはかなりの大変さだと思う

展望台についた時と、展望台を去る時と、同じようにこの展望台の女性は僕たちの視界を右から左に移動していった

雨の降る山頂で、まるで時間軸が歪んでいるかのように僕たちの目の前を2度も同じように右から左に建物の中を移動していっあの女性の姿は、もしかしたら実体のないものだったのではないか・・

何だか、そうとしか思えないような不思議な出来事だったように思う




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