アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

サヴニエール クーレ・ド・セラン フランス


Savennieres Coulee de Serrant 2009

アンジュー・ソーミュール地区を代表するニコラ・ジョリーのモノポール

ワインエキスパート試験の勉強をしている時に初めて存在を知って以来ずっと気になっていて憧れていた生産者

このワインを購入したのはずっと昔なんだけれど、今になってようやく開けてみる気分になりました

なんといってもヴィンテージが2009年なのですでに10年も経過しています

このところセラーに寝かせていた10年選手の白ワインをいくつか開けてみた感じからするとこのワインもかなりゴールドがかった色あいに変化しているのではないかという想像はしていましたが、はたしてその通りでした

購入した当時の価格はもう覚えていないのですが、いま調べてみると2015年ヴィンテージのものがエノテカで約11,000円で販売されているようです

僕が買ったときはたぶん1万円もしていなかったと思っていて、おそらくせいぜい8千円前後じゃなかっただろうか

いまの自分から考えると驚異的に高いワインの部類なのですが当時はいま以上にワインにハマっていて毎日のようにワインショップのサイトをチェックしていて、特に気になるワインは「それも経験だから」と購入していたのだろうと思われます

それがセラーに寝かせているうち10年も経過してしまった

アルコールは15.5度とロワールの白ワインにしては驚異的な高さではないでしょうか


濃いめのゴールドでありながらもややグリーンがかった色あい

グラスを見る限り粘性はかなり高め

完熟した黄桃、ハーブ、白コショウ、オレンジの皮、ブランデーのような熟成香

とろりとした舌触りがあり、煮詰めたオレンジやグレープフルーツピールのような苦味、それにスパイシーなニュアンスも

とても滑らかで落ちついた味わいがあり、フィニッシュはさっぱりとしたドライな印象で余韻は非常に長い

※全く不思議なことに抜栓して数日たったコルクを嗅いだらまるで赤ワインのようなバニラのような樽香が感じられました



同じくニコラ・ジョリーのワインを18年12月にも開けていますのでこちらもご参照頂ければと思います




人気ブログランキングに挑戦中。ポチッと応援よろしくお願いします!