幕張メッセで開催された『ツタロック2019』に行ってきました
お目当てのバンドは、
・打首獄門同好会
・ゲスの極み乙女。
の2つ
打首の方はカブちゃんがユーチューブで見つけていたく気に入っていたバンドで、実際のメンバーを見るのが今回が初めて
ゲス極の方はさすがに以前から知っていて、一時期ボーカルの川谷氏がTVニュースの話題になった後に聴き始めてからしばらくハマっていたバンドだけど、こちらもメンバーを生で見るのは初めてです
■打首獄門同好会
本番が始まる前にバンドからお客さんに”うまい棒”の差し入れをしていて、大澤氏(Vo/G)による「時間もたっぷりあるので慌てずに、1本もらったら後ろの人に渡す、1本貰ったら後ろの人に渡す、でお願いしまーす」というMCと共に配られた”うまい棒”が、ゆっくり後ろの方にいた僕たちのところにも回ってきたため、思わずカブちゃんと2人でもらってしまいました。こういう演出も、おもしろい
3ピースバンドによる演奏自体はヴォーカルのデスボイスだけ聞いているとヘビーなロックというだけなんだけど、そこに被さる、もしくは交代でソロを取るベース&ドラムの女性2人によるキュートなボーカル、さらにはスクリーンに投影された映像(アニメーション)にとバンドの演奏が組み合わさることで、このバンド独特の面白さが出てきます。いや、バンドに対して”面白い”という評価はあまりよくないのかも知れませんが
MCも大変上手だったし、既に15周年を迎えるというバンドの熟練したタイト感のある演奏もとてもよかった。また「はたらきたくない」や「布団の中から出たくない」といったお気に入りの曲たちも演奏されてカブちゃんも大変ご満悦でした
■ゲスの極み乙女。
まず最初にドラムのほないこか女史がステージに登場。へそ出しのジャージスタイルのような衣装が印象的。続けてバンドメンバーが全員登場していよいよ演奏がスタート
川谷絵音氏が抱えているのはフェンダーのセミアコ「スターキャスター」にも似た形のファノ(Fano)のギター。もともとビザールギターをよく使うギタリストという印象ですが、音が若干キンキンするのが気になりましたがローズウッドのような赤みがかったボディカラーのギターはよく似合っていたように思います
演奏開始の冒頭部分ではベース&ドラムのリズム体に少しズレがあったような気がしましたがすぐに修正、さすがに演奏はとてもタイトでまとまっていて、とてもよかったです。とはいえ、やっぱりこのバンドの良さは何といっても川谷絵音氏の声そのものなんじゃないだろうかと改めて思いました。基本的にはハイトーンで、それが少しザラついているんですね。まるで”すりガラス”のような印象の声。もしかしたら「それはちょっと違うぞ」と言われるかもしれませんが、時々ホーミーのように2つの音が同時に喉がら出ているように感じることもあります。それはニルヴァーナのライブアルバム「MTVアンプラグド」の”オールアポロジーズ”におけるカートコバーンの声にも通じるようなヴォーカルといいましょうか
いずれにしても楽しいイベントでした
<セットリスト:打首獄門同好会>
1.デリシャスティック
2.こどものねごと
3.YES MAX
4.島国DNA
5.はたらきたくない
6.布団の中から出たくない
7.Shake it up ’n’ go〜シャキッと!コーンのうた
8.きのこたけのこ戦争
9.踊るポンポコリン
10.日本の米は世界一
<セットリスト:ゲスの極み乙女。>
1.猟奇的なキスを私にして
2.ロマンスがありあまる
3.サイデンティティ
4.ドグマン
5.私以外私じゃないの
6.もう切ないとは言わせない
7.crying march
8.キラーボール