アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

2019 GW ~高知:仁淀ブルー探訪~


初めての高知でいったい何をしようか?

カツオは食べてみたい。日本酒も飲んでみたい。でもそれはすでに昨晩、高知についた夜に堪能してしまった。2泊3日の中日である5月3日(金)は丸1日時間がある。では車でも借りて遠出してみようか

そして選んだのが”仁淀ブルー”を見に行くこと。高知の川といえば圧倒的に四万十川が有名だと思っていたのだけれど、何でも仁淀川は透明度がすごいらしい。そして川の色が”ブルー”らしい。車があれば高知市内からのアクセスも悪くないのですね。海もいいけれど、高知らしい山間の自然の美しさを堪能してみようと出かけてみました


高知駅前のレンタカーで車を借り、西に位置するいの町を経由して国道194号線をひたすら北上していくと約1時間強で到着




にこ淵


その場所はもうたいへんな山の中にあるにもかかわらず、そして朝の10時にもかかわらず、僕たちのような観光客がすでにたくさん来ていました。とはいえ車が渋滞するほどの混雑ということでもないし、駐車場に車が停められないということもない。というような具合に、GWの真っ最中にもかかわらず普通に観光できるというのが地方に来ているメリットですね


仁淀ブルー探訪でまず最初に訪れた”にこ淵”は、滝つぼとそれを含む川の深みが必見。この場所に来るには急な崖を鎖やロープやらにつかまりながら足を滑らせないように気をつけて降りてくる必要があります。降りる、ということはまた登る必要がある、ということ。お年寄りには難しい気がする。足腰のしっかりしているうちに訪問したい上り下りのキツイ観光地としては、同じくいくつもある遺跡たちを上ったり下りたりを何度も繰り返したカンボジアアンコールワット遺跡群に匹敵する。というのは少々言い過ぎかも知れないけれど

まだ朝が比較的早い時間ということもあって、陽が当たる端の方だけ(上の写真では左端部分)がエメラルドブルーに輝いていました。日が昇るにつれてこのブルーが全体に広がっていくのだと思いますが、残念だけど時間がないのであきらめて場を後にします




安居渓谷

にこ淵を見学した後、再び194号線を逆戻りしていったん439号線に入り、西に向かい、途中から362号線を北上していきます。安居渓谷に至る道はかなり狭い部分もあって、車がすれ違うのが難しい箇所がいくつもある。カーブミラーをよくみて、さらにはその先にあるカーブの先から対向車が向かってくるのが見えないかどうか確認し、車がすれ違うことができるように少し道幅を広くしてある退避スペースの存在を確認しながら進んでいくこと約1時間で到着

こちらは川沿いに見るべきスポットが点在しているので、川べりに下りて河原を歩いたりしてゆっくり登っていきます



巨大な石が河原にゴロゴロしています。山肌から崩れ落ちてきたように見え、少し怖くなってしまった・・


水晶淵に到着。他の場所よりも少し水深が深くなっていて流れもゆったりしており川面が滑らか。よりいっそうブルーの美しさが映えます。まさに水晶のような淵



さらに登っていくともうこれ以上先には進めない、砂防ダムに到着。突然の人工的な造成物の登場に若干の興ざめを感じてしまいましたが、ああ一番上まで登ってきたなあ、という実感が持てる。滝つぼは広く仁淀ブルーを堪能できるようでしたが、僕たちはこの写真を撮る位置までで満足し帰路につくことにしました



この旅行で一番の思い出となる高知の自然を堪能した”仁淀ブルー探訪”となりました。にこ淵と安居渓谷と、2か所も巡ることができて来られてよかった。PCやビル群ばかり見ている都会の生活から一転、山の緑に川のエメラルドブルーにと目の保養になります。人も少ない。空気もうまい。なんだか、生き返る気がする



しかしこの段階でまだ13時。最終日に残しておこうと思っていた桂浜を見ることにします。山からいっきに海まで下りていきます

山に海にと、素晴らしいじゃないか、高知県