アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

活いけす料理 まことや @高知



高知の2日目の夜に訪れたのは「まことや」という居酒屋。桂浜から高知市内への帰り道の車中でカブちゃんが調べて電話して予約取れたお店。GW中ということもあってか、電話する店がほとんど予約いっぱいで席が取れない状況でなんとかカウンター席を確保できました


駅前から15分ほど歩くと到着


やはり日本酒が飲んでみたいということで、結局こちらでは2つ(2合)頂きました。先にコメントだけ書いておこうと思います


土佐しらぎく 斬 辛口純米:
アタックはなめらかでタンニンのようなざらりとした質感があとから追いかけてくる。中盤から酸が立ち上がり、膨らみ、そして舌の両側から抑える

酔鯨 特別純米 中取り:
軽い濁りのある外観。フルーティでまとまりがよく柔らかな質感。ややざらりとした苦味を感じながら、継ぎ目なくフィニッシュまで一直線

写真のような酒器に入れられた状態で席に運ばれてきました。どうせそんなに飲めないのだから酒の種類の多さにこだわっても仕方ないのですが日本酒のラインナップはメニュー表を見ると7種類前後のようです

個人的にはメニューに書いてあるよりも「こんなのがいい」とか言って適当にお勧めのを持ってきてもらって、その場でグラスに注いでもらって、なんなら瓶やラベルの写真なんかも撮らせてくれるようなお店の方がいまは好みです



以下、頂いた料理たちを載せておきます


タコのから揚げ:
弾力が凄い。生きの良さを感じる


カツオ塩たたき:
ソルティドッグ的に塩が降ってある。きれいなたたきで焼き目が香ばしい。やはり生のニンニクスライスと共に。高知では生ニンニクのスライスと一緒に食べるのが一般的のようです


はちきん地鶏焼き:
小振りにカットされていて皮目が香ばしい。しっかりした肉質で噛みごたえもある。噛めば味わいが広がる。ゆず胡椒をつけて


サバ棒寿司:
酢がマイルドで柔か。甘い脂の乗った肉厚のサバの食感を堪能できる。硬めのお米も〇


活魚のいけす料理が売りという店内のカウンター越しに設置された水槽にはたくさんの貝類が。帆立に似ているのは長太郎貝、壁に貼りついているのは流れ子という貝らしい


流れ子(焼き):
水槽にいる彼らとは何度も目が合った気がするが・・。柔らかくコリコリとした食感。甘味のあるキモがほどよいアクセントになっている



仕事が丁寧な料理たちは見た目もきれいで、もちろん味もおいしかった。カブちゃんは昨晩訪れた「あおき」よりもこちらの「まことや」のカツオ塩の方が好きだったみたいでしたが、いずれにしてもたまたま入った2軒の居酒屋の料理がこれだけおいしいんだからもしかしたら高知の居酒屋はどこに入っても旨いんじゃないだろうか








店名:活いけす料理 居酒屋 まことや
住所:高知県高知市廿代町6-8 ホワイト館 1~2F
電話:088-871-2233




ホテルから店に向かう途中に出会った景色に何だか激しい既視感というかデジャヴを感じたのは、おそらく”ホテルカリフォルニア”だったんだと思う。後でジャケットを見比べてみると全然違うんだけど



街に植えられている木が東京都は全く違っていることで南国に来ていることを頻繁に意識させられる