店の外から覗いた時の様子が良さそうだったので入ってみたのがこのスペインバル。店選びに際しては、女性同士のお客さんが多いところはリーズナブルで味もおいしいのではないだろうかという推測と期待も働いた
実際、このお店は当たりだったと思う。料理は総じておいしかったし、例えばこのリゾットは期待のナナメ上をいっていたと思う。まさかリゾットのうえに生ハムが盛られているとは思わなかったし、それはまた思いのほかリゾットによく合った
「カバをボトルで。グラス２つで」とお願いしたつもりもグラスのカバが２つ運ばれてきたのが不安になり、店員さんに尋ねたところ「グラスのカバ２つ」の注文が通ってしまっていたのは僕の凡ミスと言っていいだろう。なにか意思疎通の問題があった場合に自分の非を一切認めないというのは好みではない。考えてみれば、そもそもボトルを頼んでおいてわざわざ「グラスは２つ」と言う必要もなかったようにも思う
しかし、”飲食店限定”というクネの赤ワインと白ワインもグラスで頂いたところ、赤ワインは大ぶりのグラスにたっぷり注がれていたのにひきかえ白ワインは小ぶりのグラスに注がれていたのはどうだろうか。同じ値段でも赤と白ではお得さが全く異なるというようなアンバランスさはご愛嬌かも知れないが、できうることならこのあたりのバランス感覚は求めてみたいところだ
料理はコスパも味も良かったと思うから、ワイン周りの受注から出荷に至るまでのサプライチェーン精度（？）が高まるとなおよいお店になるんじゃないだろうか。繁盛し過ぎて忙しすぎて手が回っていない、ということに原因があるのかも知れないが実際は
ベジョータ ムチョ
京都府京都市下京区糸屋町228
050-5594-3997
