アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

カフェ ポート・ブルックリン @駒込


駒込はやや地味ではあるが歴史と落ち着きを感じさせる街という印象がある。ネットで少し調べてみた限りでは、20年3月に開業した高輪ゲートウェイ駅を除く山手線29駅のうちJR駒込駅の利用者数は25位くらいに位置している。隣には巣鴨(同20位)と田端(同26位)というやや地味ともいえる駅に挟まれた場所にあり、これら比較的利用者の少ない駅に挟まれたことで相乗的に印象の薄い駅というイメージが出来上がっている気もする

一方で六義園という名園があり、その周辺は意外な気もするのだが高級住宅街になっている。この界隈を歩いているとその豪邸が立ち並ぶ様は圧巻だ。本郷通り六義園に沿った辺りには個人経営の雑貨屋さんなども並んでいる。あまりに利用者の多い駅ではこの静けさは維持できないと思うから、人の移動の少なさというのは駒込の高級住宅街が成り立つための条件にもなっているのかも知れない

そして駒込に来てみて目につくのがいくつかの喫茶店やカフェだ。そんなカフェの一つに入ってみた




その名の通りブルックリンを意識しているのかアメリカンな内装が印象的なカフェだ。奥に広い間取りで、壁にはいかにもアメリカっぽい映画やギターのポスターなども飾られている。座ってコーヒーでも飲んでいると確かに東海岸な気分にもなってきそうだ




昼を少し過ぎたころに訪問したこともあり、遅めのランチを頂いた。僕はカルボナーラにしたのだが生パスタを使用しているという麺はモチモチとしていて食感が大変によろしい。そしてソースも絶品で、まろやかなテクスチャーに味付けも絶妙で塩分もくどくならないところできれいに味わいをまとめ上げている。黒コショウのピリリとした刺激もアクセントになる




カブちゃんは注文したものが売り切れで代わりにホットドッグを選択。まずいホットドッグというのも世になかなか存在しないだろうが、反対に気が遠くなるほどうまいものもそうそう見つけられるような気もしない。普通においしいホットドッグだった




お客さんもいろいろで、一人静かに本郷通りに面した明るい席でコーヒーを飲みながら本を読む紳士、家族連れ、男性の方がやたらよく喋るカップル、PCを開きハードボイルドな渋い表情で画面を眺め続ける青年などまちまちだ

ビールなんかも出しているようで、暑い夏の盛りには強い陽光を避けゆっくり頂くのもよろしい。あるいはマフィンなど焼き菓子など軽食も取り揃えているようだからコーヒーなどと一緒に頂くのも良いかも知れない

そういえばランチで飲んだコーヒーの味わいがさすがアメリカンというべきか、やや薄い味わいだったことが記憶に残っている。あまり好みの味わいではなかった。しかしカップがかなり大きく量がたっぷりだったので、ちびちび飲みながら読書するには都合のよいコーヒーかも知れない



CAFE PORT BROOKLYN
東京都文京区本駒込6-15-9 フォレスタ六義園 1F
03-6912-1101