アルさんのつまみ食い4

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Cvne Imperial Reserva 2009/クネ インペリアル レゼルバ <スペイン>





深みのある赤い紫色

赤い果実とブラックチェリーなど黒系果実の中間、ナツメグや丁子などのスパイス、オリーブ、落ち着きがあって複雑な湿ったアロマ

まだフレッシュさも感じさせるがタンニンはほどけてきれいに溶け込み滑らかだ。ややドライな印象でジューシーさは控えめ。さすがに10年以上が経過し少し枯れ始めてきているのかも知れない。わりとスレンダーで繊細な印象のワインだが、ほどよくこなれたタンニンが味わいを引き締め、それがスレンダーでありながらも筋肉質であることを示しているかのようだ

数日おくとより一層リオハらしい熟成香が際立ってきた。もしかしたらこの香りがバルサミコバルサミックと評される香りなのかも知れない。アタックからフィニッシュに至るまで継ぎ目なく、きれいに喉の奥に流れ落ちていく一連の滑らかな味わいはさすがだと感じた



このワインは2016年のリオハへの旅行の際にクネのワイナリーで直接購入してきたもの。運搬を考えてハーフボトルを購入したものだ。価格は忘れてしまったが、クネのサイトで確認してみると2016年の750mlが26.5ユーロで売られている。ちなみにインポーターである三国ワインのサイトで調べると2015年が6000円で売られていた。当然ながら現地で買うとかなりお買い得だ。クネのサイトを見るとオンラインショップの入り口があるので、ワイナリーから直接購入ができないかよくよくあとで調べてみたい

なおセパージュはテンプラニーリョ85%、グラシアーノ10%、それにマスエロ5%。ヴィンテージによって比率に違いがあるのか調べてみたが、テンプラニーリョはいずれの年でも85%ほど使われているようだった。残り15%は他の品種合わせて15%ということだと思うが、年によってはガルナッチャが入っていることもあるらしい。いずれにしてもテンプラニーリョを85%使うというのが基本になっているのだろう

最後に、サイトから調べられた範囲でインペリアルレゼルバのヴィンテージ・レーティングを記録しておきたい。2009年はまずまずの年だったようだ

2016:very good
2015:exellent
2014:good
2013:--
2012:very good
2011:exellent
2010:exellent
2009:very good
2008:very good



ワイン:インペリアル レゼルバ(ハーフボトル)
ワイナリー:クネ
ヴィンテージ:2009年
アルコール:14.0度
インポーター:--
購入先:クネのワイナリーで