アルさんのつまみ食い4

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Isole e Olena Chianti Classico DOCG 2015/イゾレ・エ・オレーナ キャンティ・クラシコ <イタリア>




赤紫で透明感のある明るいルビーには濃いめのピノ・ノワールを連想させた

ブラックチェリーやラズベリーなどべリーのコンポート、エスプレッソ、それに若干のなめし皮

収れんする引き締まったタンニンがある。そしてきれいな酸はシャープさを、控えめな果実味は洗練さを、それぞれ特徴付けている。明るいカラーを持つワインにしては規律ある厳格なワインといった印象で、肉料理などと合わせって頂くと脂をきれいに洗い流してくれそうだ。トータルイメージとしては、果実よりも酸とタンニンのワインという印象だった




ジェロボームのサイトからこのワインの紹介文を引用させて頂く(但しヴィンテージは2012年)

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フィレンツェシエナの間にあるキャンティ・クラシコの丘の中心地に位置する290ヘクタールの自社畑で栽培されたサンジョヴェーゼとカナイオーロを使用しています。

温度管理をしたステンレス・タンクで発酵。マセラシオンは約15日間。発酵中はデレスタージュとポンピングオーバーを1日2回施します。マロラクティック発酵の後、4000リットルの樽で1年熟成。

濃いルビー色でレッド・チェリーや苺のフレッシュなアロマが広がります。ミディアムボディで花、ミント、レッド・ベリー、レッド・チェリーのピュアで心地よいフレーバーが特徴です。しっかりとした酸に支えられた滑らかで生き生きとしたテクスチャーを伴います。

葡萄品種サンジョヴェーゼ80%、カナイオーロ他20%
※ヴィンテージによってセパージュは若干異なります。
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キャンティはそれほど飲みなれたワインではないせいか、今まで思っていたサンジョベーゼとは少し異なる印象を持つワインだったように思う。とはいえイゾレ・エ・オレーナはキャンティを代表するワインメーカーらしいから、正統をゆくキャンティの味わいとはこういうものなのかも知れない。また一つ勉強になったと思う

ちなみにこのワインは単体で楽しむには難しい気がした。先に書いた通り厳しさを持つワインという印象があり、果実より酸とタンニンが味わいの構成における中心的な役割をしているためそのまま飲んで美味しいとは感じづらいように思う

焼肉に合わせて飲んでみたところ、予想通り、焼肉のタレや脂の甘さを酸とタンニンがすっきりとさせてくれるよいペアリングになったように思う。ここにさらにワインの果実味が乗ってくるとちょっとトゥーマッチな感じがすると思う

トスカーナで地の肉料理と合わせればきっと間違いなくおいしく味が決まるんだろうな、ということを想像した



ワイン:キャンティ・クラシコ
ワイナリー:イゾレ・エ・オレーナ
ヴィンテージ:2015年
アルコール:13.5度
インポーター:ジェロボーム
購入先:ジェロボーム(20年12月ファミリーセール
価格:2502円(税込)