アルさんのつまみ食い4

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Kumeu River Village Chardonnay 2019/クメウ・リヴァー ヴィレッジ・シャルドネ <ニュージーランド>





落ち着いた色調のレモンイエロー

フレッシュな柑橘系果実のパウダリーな香り、白い花

クリアだがトロリとした質感も併せ持ち、素直に果実のおいしさが感じられる。それに塩のミネラル。決して重くならず冷涼さも感じられるが酸はそれほど主張してこない。黄色寄りの柑橘果実の果肉の周りの白い部分のような、まろやかな苦味を伴う

ソービニヨン・ブランでもない。リースリングでもない。シルヴァーナーの様な太さもないし、グリ系でもない。このワインをもしブラインドで飲んだなら”中庸”という点でシャルドネという品種が候補に挙がってきそうだ。しかしイタリア系の品種だと言われればそれもありそうな気もしてくる。とはいえそれが何の品種なのかまでは見当がつかないが

トータル的には柔らかなテクスチャーを持つワインで、ニュートラルでクリーンな味わいは誰でも美味しく感じられるのではないだろうか



ジェロボームのサイトでこのワインの紹介文を確認してみると、1/3をフレンチオーク、2/3はステンレスタンクで発酵させたと書いてある。飲んでみてあまり樽のニュアンスは感じられなかった

一方で、クメウ・リバーで同じワインの紹介文を確認してみるとこのように書いてあった。以下に引用してみる

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This is a wine where we always have a bottle in the fridge. The perfect aperitif Chardonnay this wine also goes very well with all types of seafood. Fermented 45% in old French oak barriques, and 55% in stainless steel tanks there is very little oak influence on either nose or palate. This has allowed the vibrant fruit to show through beautifully with lively lime and lemon aromas and a flinty, mineral edginess with hints of fig and white peach.
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45%がフレンチオークで55%がステンレスタンクと書いてある。同じ2019年の紹介だが樽の使用比率がジェロボームのサイトでの記載とだいぶ異なっていたのはご愛嬌か

どちらが正しいのか分からないが、おそらくクメウ・リバーのサイトの方が正しいのではないかと思う。とすると実際の樽の比率はより高いわけだが、「香りにおいても味わいにおいても樽の影響はとても小さい」とも書いてあるから、飲んでみてあまり樽のニュアンスを感じなかったのはあながち間違いではないのかも知れない






ワイン:ヴィレッジ・シャルドネ
ワイナリー:クメウ・リバー
ヴィンテージ:2019年
アルコール:13.5度
インポーター:ジェロボーム
購入先:ジェロボーム(20年12月ファミリーセール
価格:2002円(税込)