グリーンがかった淡いめのレモンイエロー
香りは落ち着いていて控えめな柑橘果実の香り
フレッシュな味わいでサッパリとしており口唇には塩気が残る。そして素晴らしい香味も感じられる。低めの温度からスタートするとつるりとした質感に酸と香味が感じられるきれいな味わいのワインだ。それがだんだん温度が上がってくるとほのかに甘みが感じられるようになってくる。果実味が顔を出してくるのだろう
普段から好んで飲んでいる人というのを知らないが、ミュスカデは日本の食卓に合わせやすい欧州産ワインの一つだと思うしもっと評価されてもいい気がする。魚介類、簡単に言えば白身魚の刺身などにはよく合うと思う。価格も比較手ごろなものが多く、このワインも特売コーナーにゴロっと置いてあったにしては500円はお買い得だった
ワインエキスパート試験の勉強をしている時、ワインスクールでは甲州との類似性を時折指摘される品種だった。しかし味筋がかなり異なっていると思うのでいつも不思議だった。たぶん、淡い色調とフレッシュな味わいという共通点から甲州と似ているとされてしまったのだと思うが、酸のニュアンスやミネラル感は特に違いを感じる要素だと思う
このワインはヴィニュロン・デュ・パレ(Vigneron du Pallet)という、デュ・パレ地区の10人の生産者が共同で設立した組合が生み出しているワインらしい。協同組合であるせいかワイナリーの場所を調べてもうまく検索ができなかったので、今回は地図の掲載を割愛したい
ワイナリー:ヴィニュロン・デュ・パレ
ヴィンテージ:2017年
アルコール:12.0度
インポーター:リラックス
購入先:カーヴ・ド・リラックス(店舗で)
価格:500円(税別)