濃い紫色で照りのある液面
クリスプなスパイス、ブラックベリーやプラムなど陽性の果実の香り
滑らかな質感でタンニンはしっかりめ。トータルとしての味わいはカジュアルなものだ。複雑さや味わい深さを求めるべくもない価格帯とはいえ、久しぶりに飲んだチリ産のカベルネ・ソービニヨンはとても美味しい。自分の原点はやはりこのクラスのワインなんだなと思うと自然と笑顔が出てしまう。しばらくの間は２千円前後のワインを中心に飲んできたが、このワインがおいしさの点で劣後しているかというととてもそうは思えない
ワインの世界のバラエティの豊富さを堪能するにはいろんなワインを飲む必要があり、またそうしない限り十分にはワインの世界を楽しめないというのは一理あると思う。香りや味わいも様々だが価格も様々だ。そうした中にはあまり好みじゃないワインもあるし、特に価格とのバランスが見合わないと感じる時には残念に感じることもある。その点、特に特徴やクセがある訳ではないものの外れることも少ないチリワインの安定感には目を見張るものがあると思う
ワイナリー：ヴィニャ・マーティ
ヴィンテージ：２０１９年
アルコール：１３．５度
インポーター：トウェンティーワンコミュニティ
価格：１１００円（税込：２本購入で一本当たり１０００円（税別）のセールで）
