しっかりとした色付きがあり芯の部分は黒みがかっている
ブラックベリー、オリーブ、丁子やクミンなどのスパイス
このワインは２日目以降がベター。抜栓（といってもスクリューキャップだが）して２日目になって味わいの調和が取れてくる。タンニンはほどけてしなやかに伸び、たっぷりめの果実との一体感が増して旨くなってくる。３日目になると果実は少し枯れたニュアンスが出てきて、タンニンは渋みのドライさが目立つようになってきた。白山のナチュールで買ってきたトリッパに合わせたら肉とトマトのジューシーさにこのワインがよく合う
このワインは青山にオープンしたジェロボーム直営のワインショップ、セラードアーで購入してきたもの。いままで年に２度あったファミリーセールがこの年（２１年）はリアル店舗のみで行われるというメールマガジンの情報により出かけて購入してきたものだ。ファミリーセールはもうネット販売は行っていないらしいから仕方ない。地下鉄で青山まで出かけることにした
実は開催日を間違っていて、ファミリーセール開催の１週間前に一度店に足を運んでしまった。メールの案内をよく確認していなかった僕が悪かったのだが、そんな事情を店員さんに伝えたら「申し訳ないので」ということでプライベートで勉強のため購入したというカリフォルニアのワインを２種類グラスで試飲させて頂くことになってしまった。とても親切な店員さんだ
「リアル店舗でのファミリーセールはきっと奪い合いになるだろう・・」と想定したため開店早々に訪問したため、セールではないこの日の店内にお客の姿はなく、店員さんがまだ掃除をしているような時間だった。むしろそのおかげで店員さんといろいろと会話することができた。かつて旅行で訪れたリクヴィルのヒューゲル（ずっと気になっていたエティエンヌさんが亡くなった理由をこの時初めて知った）やボーカステル（セラードアーにはあの赤く丸い石がディスプレイとして展示してあった。僕も畑から持ち帰った同じく赤い小石を持っている）などの話などなど。セールの日を間違えてしまったことから様々な話を聞けたことはラッキーだった
そしてセール本番。あらためて足を運んだこの日も開店直後の時間に訪問したつもりだったのだがすでに多くの商品が売り切れになっていた。店の床にはところどころに段ボールが置かれていてその中にセール品が詰め込まれている。僕よりも早く来たお客さんがお目当ての商品をゲットして段ボールに詰め込んでいるようだ。残りの中からめぼしいものを拾ってきた、そのうちの一つがこのワイン。赤いシールが貼られているのは半額になっている商品。かなりお得に購入できた。ラベル不良も何も、特に気になるような外観上の問題は何もなかった。もちろん、品質的にも問題はなかった
ワイナリー：ウィラ・ウィラ
ヴィンテージ：２０１７年
アルコール：１４．５度
インポーター：ジェロボーム
購入先：ジェロボーム セラードアー 店頭にて
価格：１６５０円（ファミリーセールで３３００円の５０％オフ）
