アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

約20年ぶりに訪れた二二八和平公園




かつて一度は独身時代に一人旅で、そしてもう一度はカブちゃんとの旅行で訪れたことのある台湾。いまとなってはどの場所を訪問したのか記憶が定かではないのだが、日本でも有名な九份と、ここ二二八和平公園へ出かけたことをよく覚えている


一人旅で訪れた際に一人ベンチに座っていたら男性のお年寄りに日本語で声をかけられた。タバコを一本勧められ、僕はタバコを吸えないのだが断るのも何だか違うと思い勧められるままに一本受け取った

1895年から1945年まで、かつて日本が台湾を統治した時代が50年間続いた。この時に日本人が台湾の人たちに行った教育のこと話してくれた。歴史を振り返ると他国が台湾を統治した時代もあるけれど、日本は偏りのない教育をしてくれたことを感謝しているんだ、という話だった。その他にも、日本は他国をゆすったりしないが他の政府はそうではなかった、というようなことも


そんな二二八和平公園にある健康足ふみロードも20年前も訪れた。当時、靴を脱いでコンクリートに埋め込まれた小石の上に足を踏み出すととてもじゃないが歩けないほどに足裏が痛かった。20年ぶりに歩いてみたらやはり痛い。ほとんど歩くことなんかできなかった。ただ石の上にじっと立ちすくむのみが精いっぱいだった

全く進歩していないと悲しむべきなのか、それとも20年前から健康状態がさほど変わっていないと喜ぶべきなのかはよく分からない。いずれにしても若いころに訪れた場所が変わらず今もそこに残っていて、今回の台北赴任でまた再訪ができて当時と全く同じ感覚を味わえたということは感慨深いものだった



臺北市中正區凱達格蘭大道3號