アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

小南門傳統豆花 東門店 @MRT東門駅





犯人が現場に戻るかのように、不動産会社から紹介された物件の周辺状況を観察するために後日あらためてカブちゃんと東門まで向かってみた。いまは台北で住むための家探しのため、週末ごとに不動産会社のご担当と一緒に台北市内を車で走り回っている

そんな帰り道に休憩を兼ねて立ち寄ったのがこのお店。「豆花」というこのデザート、日本では食べたこともないし台湾に来て街の看板を見て知ったというようなレベルの知識しかない

ここでも番号の振られた写真を指さして注文した。「氷を入れますか?」と聞かれ、果たして台北の氷はお腹に大丈夫かどうか一瞬気にはなったのだけれども、カブちゃんとも相談して、暑かったので氷入りにしてみた

甘みは控えめでさっぱりとしたデザートだが、これは一発で気に入った。タピオカの触感もいいし、はっきり言って他には何が入っていたのかよく覚えていないのだが一皿で様々な触感と味わいが楽しめた

台湾へ来て思ったのは何を食べても味わいは薄めだということ。麺類を食べても日本のラーメンのような濃さやしょっぱさのようなものに出会うことは皆無である。簡単に言うと「優しい味わい」のものが多い

この「豆花」もそんな「優しい味わい」の例外ではなく、日本人にとってはデザートにしては甘みが少なく感じるのではないだろうか。だがこのユルユルとした淡い甘さがいい。炎天下でも食べやすいし、食べた後に口の中が甘くて仕方ない、水が飲みたい、ということにもならない。こちらでは店で食事をしてもコップに水が出てくるということがほとんどないので、水なしで食べるデザートとして考えるとこれはこれで成立していると思う

価格も安いしまた見つけたら入ってみたいお店だったし、他の豆花店もいろいろ掘り下げていってみたいと思う



小南門傳統豆花 東門店
台北市中正區信義路二段205號
02 2393 1557