コロナの病み上がりに台北駅前の台湾モバイルまで歩いて出かけることにした。7月に2台契約(会社携帯と個人携帯)したカブちゃんのSIMカードの初めての請求書がなぜか1台分しか郵送されてこなかったため、もう一台分の支払いをするためと、2台分ちゃんと郵送をして欲しいということを伝えるために購入した店舗まで出かけることにしたのだ
それからもう一つ、この日初めて水道代と電気代を支払った。水道代は200元。およそ1千円くらいだろうか。一か月で1,000円。まあそんなものだろうか。そして電気代は約1,600元。およそ8千円くらい。エアコンをつけっぱなしという日々が多いからそのくらいはかかると思う。今は特に円安でレートが悪いから高くても致し方ない
台湾モバイルへ着くと、7月に僕たちの契約対応をしてくれた店員さんが一人店内にいた。彼にお願いし無事にSIM代の支払いを終え、「請求書はちゃんと来月から届くよ」というようなことを言われた(と思う)。本当かどうかは、実際に請求書が届いて確認することにしよう
そして台湾モバイルの帰りに立ち寄ったのがこの春水堂。日本でも出店しているようだが行ったことはない。カブちゃんは東京で経験済みのようで、「美味しいよ」というので遅めの昼食を兼ねて入ってみることにした
食事は「胡麻豆腐担々麺」と「もち米肉団子と海老焼売の盛り合わせ」。担々麺の麺は冷麺のような面で細くて弾力がある。胡麻の風味もよく聞いていて香りもいい。焼売はカブちゃんが絶賛だった。海老がしっかり感じられるし、もち米のモチモチ食感も愉しい。いずれも屋台料理にあるような台湾っぽい調味料が感じられないせいだろうか、日本人の僕たちの口によく合った
ドリンクはノーマルな「タピオカミルクティー」と「タピオカ小豆ラテ」。春水堂のタピオカは初めてだったがさすが有名ブランドだけあって美味しい。タピオカは黒く小粒でとても弾力がある。そして甘くないタピオカだ。粒の大きさは別としてこれは好みのタピオカだ
春水堂を訪れたのは中秋節の前日。コロナ感染で在宅隔離をしている間、それまで寝るのにエアコンが必須だったはずが台風が来ていたせいもあるだろうが夜も涼しく窓を開けて寝られるほどになってきた。おかしな言い方だが療養するには良い季節だったと思う。エアコンつけっぱなしでは体にもよくない。昼だって窓を開けていれば部屋を通り抜ける風は何だか涼しく既に秋の気配だ。
引き籠っている間に季節が移ろいでしまったようだった
そして中秋節。台風も多いけれど既に秋の気配を感じる。空の色も、風の匂いも。久しぶりに外に出ると空気が軽やかだ。夏の湿った重く暑い空気とは少し様子が違う
海外で新しい季節を迎えるという経験はこれが初めてだ。いつもは旅行だったし、長くても大学4年の時に訪れたイギリスとアイルランドの21日間の一人旅だった。特定の季節しか感じることが出来なかった
台北に来て早3か月が過ぎた。まだ3か月、という見方もできるが駐在員生活の残りが日に日に短くなっていると考えることもできる。病気などにかからず一日一日を健康に大事に過ごしたいとあらためて思った
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