朝方、まだ寝ている時間に空気を切り裂くような戦闘機が飛行する音に驚いて目を覚ますという日が続いた。まるでミサイルがこちらに向かって飛んできているかのように錯覚させられて、本当に恐ろしい音だった
会社でそのことを聞いたら「国慶節に向けた準備じゃないか」とのことで、それを聞いて納得をしたのだった。ウチからずっと南へ下ると台湾総統府がある。会場となるその上空を目指して飛行する練習をしていたのだろう
本番当日の日、朝の８時半頃、戦闘機が飛んでいく音が聞こえたので合わせててスマホを手にして窓際に向かったところ、南方へ飛んで行った戦闘機が旋回してまた北上していくところだった。そして１０時頃、ヘリコプターの飛ぶ音がしてアパートが風圧で揺れを感じた。するとアパートの上空を国旗をぶら下げたヘリ１機を含む３機が総統府へ向けて飛行しているところだった。そのまま行方を追っていたら、遠くに西へ向きを変えて飛んでいくところが見えた
