アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

2010年 ドイツ旅行 ③

11/5(金)はいよいよフランケンワインの中心地であるヴュルツブルクに向かい、その後ミュンヘンまでの移動です

したがってスーツケースを抱えたままヴュルツブルクに立ち寄ることになるのですが、心配していたのは駅周辺に荷物を預かってくれるところがあるかどうか。さすがに重たいスーツケースを抱えたまま街中を歩き回るのはしんどいので、、

事前にネットで調べたらどうやら駅にコインロッカーがあることが分かり一安心。実際、電車を降りて出口へ向かう途中にありました

かなり大きめのスーツケースでも十分入ると思います。4ユーロ。これがあるだけで旅の負担が全く違います

コインロッカーに預け身軽になったところで駅を出て、いつものとおり街歩きを始めます


ドイツの街はどこもサッパリしていて風情に欠けるところがあるかなと思うのですが、一方であまりゴミが落ちていないし至るところで掃除をしている人がいて、とても清潔なのが印象的でした。ここヴュルツブルクも例外ではなく、きれいな街でした

観光の目玉はマリエンベルク要塞。市電に乗って近くまで行くこともできるみたいだけど、僕たちはいつものとおり歩いて向かうことに

途中、教会や大聖堂(Dom)などに立ち寄りながら、マイン川にかかるアルテ・マイン橋に到着。ここで目にした光景は忘れ難いものになると思います

アルテ・マイン橋から見るマリエンベルク要塞

どうですか、きれいでしょう!?要塞のすぐ下にみえるなだらかなグリーンはブドウ畑です

こんな感じに撮るとただの橋が映画のワンシーンみたい

街の周りは小高い丘のようになっていて、一面ブドウが栽培されています。これが素晴らしいフランケンワインになるんですね(もう収穫は終わっていますが、、)

アルテ・マイン橋を渡り街の標識に従って坂を登っていくと、要塞の裏側から敷地内に入っていくことができます

季節はもう秋

高台からの眺望

アルテ・マイン橋を見下ろす


この日、ヴュルツブルクの駅に着いたのは午前11時。ミュンヘンに向かう電車に乗るのは14時を予定していて、滞在時間は3時間しかありません。お昼ご飯もここで食べ、フランケンワインも買うつもりだったので意外と時間がありません

ワーグナーが住んだ家、世界遺産レジデンツなどを横目に(ワインよりこっちの方が価値があるのでは!?)、、ビュルガー・シュピタールへ向かいます

こちらがワーグナーが住んだという家

世界遺産レジデンツ(時間がなく入れず・・・)


その歴史は12世紀まで遡るという、ヨハン・フォン・シュテルンによって設立された養老院を起源とするビュルガー・シュピタール(Bürgerspital zum.Hl.Geist)。現在では約100haの畑を所有しているようです

お勧めを聞き、リースリングとシルバーナーを5種類ほどテイスティングをさせていただきました。比較して飲んでみるとそれぞれに個性があり、同じリースリングでも違いがよく分かります

そしてびっくりしたのはワインの値段。1本7~8ユーロ程度なのです。や、安い!

こちらのお店では免税扱いで日本まで輸送してくれると聞いていたので、6本くらい買って帰ろうかなと思っていたのですが、1本がこれくらいの値段だったら12本くらいにして1本当たりの輸送料を下げた方がお得だな、、と思い、結局勧められたワインを1~3本ずつ織り交ぜて12本購入してしまいました。1ヶ月くらいで自宅に届くと思います。楽しみ~~


そうこうしているうちにヴュルツブルクを出発する時刻が近付いてきてしまったので、駅に向かう途中のスタンドで販売していたホットドック(?)を買って路上で食べました




この後はいよいよミュンヘンへ向かいます


今回の旅行ではホテルは全て駅の近くに取りましたが、ここミュンヘンでも駅から道を挟んだところにあるエデン・ホテル(Eden Hotel)に宿泊。このホテルは選んで大正解でした!もしかしたら今まで海外で泊まったホテルの中では部屋が一番広かったかもしれません。熱いお湯の出るバスタブも付いていますし、テーブルまでありました。朝食もおいしくて名物の白ソーセージ、ヴァイスヴルスト(Weiβwurst)も出ます。みなさん、お勧めですよ!

部屋にはこんなテーブルありました


ミュンヘンは大きな街ではあるけれど、程良い田舎感があるし、街を歩く時にもあまり緊張しなくてよいアットホームな雰囲気があります

ドイツに来て思ったのだけど、ドイツ人はみなとても親切で、例えば駅でどちらに行けばよいか迷っている時には「どこに行きたいのか?」と声をかけてきてくれたり、電車に乗っていて降りるべき駅に着いたかどうかキョロキョロしていて時などは「今はどこどこの駅だよ」と教えてくれたり、日本人(彼らにとっては外国人)にも割と気軽に声をかけてくれたりします。ドイツ、好印象です!

ミュンヘンに着いたこの日(11/5)は金曜日ということもあるのか、夕方の街には人がたくさん出ていました

マリエン広場(Marienplatz:マリエンプラッツ)から新市庁舎(Neues Rathaus)を見上げる
下の方にワラワラと移っているのは街を行く人々の頭です、、


平日の最終日ということで、お土産などを買うチャンスと見込んでいたカブちゃんのこの日の買い物意欲は爆発的でした。。買ったのものは後ほどご紹介しますね

買い物も無事終え、お腹も空いてきたので地球の歩き方にも載っていたビアレストラン、ドニスル(Donisl)へ向かいます。場所は街の中心部といえるマリエン広場に面しており、とても便利な場所にあります

取りあえずビールです。Zwei Bier!と注文して出てきたビール

テールスープ(?)短いそうめんのような麺が入っています

ソーセージの盛り合わせとレバーケーゼ。レバーケーゼの味はほとんどソーセージです、、

やはり付け合わせはジャガイモ。バターで和えたようなマッシュポテトです。でも不思議と飽きずに食べられ、旅行中はずっとこんなの食べていました

こちらのお店では一人で食事をしているご老人のいるテーブルに案内されて相席になりました

ドイツは相席文化ですね。現地の方も特に気にすることもなく初めての人と普通に相席で食事や話をしながら食事をしている風景をよく見かけました

それから、割とお年を召した方でも家族と一緒に夜のレストランにはたくさん出ていて、ビールを飲んだり食事をしたりしていました

食事を終え、お店の外に出るころには街を行く人の数もだいぶ減っていました。まだ21時くらいなのに。基本的には夜が早いんですね。そして暗い。こういうのって好きです。夜は暗いものなんですよ、本来


うーん、ミュンヘンは良い街です



翌日はいよいよノイシュバンシュタイン城のツアーに参加します!




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