駒込のトロン・コーニを先日取り上げました
トロン・コーニを訪問したのと同じ日に、たまたま駒込で発見したのがこのお店
中里
東京都北区中里1-6-11 中里鈴木ビル 1F
03-3823-2571
定休日 日曜日
京阪神エルマガジン社発行の雑誌「おやつ手帖」に掲載されていたのを記憶していたカブちゃんが偶然発見しました
定番の揚最中(左)と南蛮焼き
揚最中は、油で揚げたほんのり塩の効いた皮で餡を挟んだもの
塩と砂糖の真逆な組み合わせの妙が素晴らしい一品
南蛮焼きは、黒糖を使用してプックリと膨らんだ柔らかい皮で餡を挟んだもの
皮が独特の食感で面白かった
ケーキは海外でも食べることができますが、こういった日本の伝統を活かした和菓子は日本でないと食べられません
シブイお菓子だけれど、たまにはいいものですね
最近、榊原英資氏の本を気に入って立て続けに読んでいるのですが、氏は大変著名な元財務官であるとともに大変な日本通、日本食通でもあるようです
日本人なのに日本通という言い方は少し変なような気もしますが、現状の日本に対する認識、時代感覚はまさに日本通といった感じがします
アジアでいち早く成熟国家となり、人口の増加も期待できず、中国やインドのように年率10%前後のGDP成長などあり得ない日本
日本がこれからの世界において果たすことができる役割は、経済で世界を引っ張っていくことではなく、日本が持っている独特の価値観や文化にあらためて気づき自覚することの中から見えてくる、と言っているようです
そしてこれからの時代のキーワードは環境、安全、健康であり、日本はいずれの分野においても先端をいっている、というのです
つまり極東、すなわちユーラシア大陸の東の端にある島国の日本はまさに「辺境」の地にあるといえるけれど、これからは逆に世界が日本化していく、つまり世界の日本化、あるいは”辺境が中心になっていく”、といいます
そうした文脈の中で、日本の健康で安全で豊かな食文化が今あらためて世界から見直されつつあり、日本の独特な食材に対する世界の目が変わってきているというのです
確かに、世界の有名なレストランでも日本料理の要素が取り上げられることが増えてきているようですね
(あくまでご参考まで。僕が気に入ってよくチェックしているサイト)
日々漫然とサラリーマンとして働いているとなかなか気付けないことに気付かされた本でした
和菓子から随分話がそれてしまいましたが・・・
とにかく、あらためて日本という国に対する感度を上げ、時代認識を大きくは間違えることなく生活していきたいな、と思いました
人気ブログランキングに登録してみました
もしよろしければポチッとお願いします!