Brug Layer Schlosskapelle Bacchus 2011
久しぶりのこのドイツワインは、東京大丸のワインフェアで購入してきたものです
ラベルにはDeutscher Qualitatswein(ドイチャー・クヴァリテーツヴァイン)という記載があります
クヴァリテーツヴァインであるからには、13のアンバウゲビーテのうちの一地域内のブドウに限定されたワインである必要があります
このワインの場合はナーエです
また、最低アルコールは7度以上が必要ですが、9.5度とありますからきちんとクリアしていますね
また、A.P.Nrの番号の意味も重要ですね
下2桁(このワインの場合は12)は検査年号を示している、というのはエキスパート試験でも必須の知識のようです
意外とこの先頭の番号(このワインでは4)が何を意味しているのか、という問題も出なくもないのではないか、と僕は思っているのですが、、、
いずれにしてもラベルに記載された年号は2011年ですが、実際の検査は12年に行われた、ということを意味しているのだと思います
教本によれば、クヴァリテーツヴァインは3段階の品質検査を受け、公的検査合格番号をラベルに記載しなければならない、と書いてあります
第1段階 摘果時の熟度検査
第2段階 化学分析検査
第3段階 官能検査
この検査に合格したのが、このワインは12年だった、ということだと思います
ドイツの規定は覚えるのが困難なポイントの一つですよね・・・
価格は約1300円でした
色合いは淡い
白桃のシロップ漬け、ハチミツなどの優しく甘い香り
あまり酸は感じられません
香りと違わず味わいも甘口のワインですが、後味に若干の苦味もある
甘口だけど、後味はスッキリとしています
それから不思議なことに、ワイングラスの内側、ワインが接している面に細かい気泡が付着しました
液体の中に気泡は発見できませんでしたが、若干発砲していたのかも知れません
ドイツの白ワインはこの甘さが特徴的ですが、当然のことながら辛口のワインもある
2012年の教本を見ると、約6割が辛口から中辛口のワインで、残りの約4割が甘口だそうです
世界的に好まれる傾向から、最近は辛口の比率が上がってきているのではないかと想像
ただ、僕はこの甘口のドイツワインというのが結構好き
このワインにはあまり感じませんでしたが、ラインガウやモーゼルで、もっとピチピチした弾けるような酸をも感じる甘口ワインは本当においしい
特にこの季節はよく冷やして飲むとおいしいと思います
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