ビストロKのソムリエが店を離れる
最後の姿を見に行こうと、前回1月の訪問時に今日の日を予約していました
bistro K
〒153-0051 東京都目黒区上目黒1-6-5 森ビル2F
[TEL/FAX] 03-6452-2356
バレンタインデーに重なる週末の金曜日、店に到着したのは7時45分ごろでしょうか
その先週末の大雪に続き、この週末も記録的な大雪に見舞われました
そんな雪の降る中、ソムリエは店の前に出て僕たちの到着を待っていてくれました
まずはアペリティフとしてスパークリングワインを
そして、アラカルトでメニューを選んでいきました
ところで、ビストロKでは一品を必ず人数分にとりわけ、一人ずつの皿に盛って提供してくれます
こういうサービスがいいです
この日は赤ワインをボトルで頼むことも事前に決めていました
ソムリエと相談し、シャサーニュ・モンラッシェのルージュ(写真:左)を開けることに
まず最初の料理は、ブリのカルパッチョ
白身魚のカルパッチョはよくありますが、ブリというのは初めてかも知れない
しっかりと乗った脂の旨み、濃厚な甘味がおいしい
次に、カキのフリット
大ぶりのカキをサックリと揚げる技術が素晴らしいなと思いました
それでいて中のカキはしっとりとした食感を残している
そして、鯛のポワレ
これも一人前を2つの皿に分けてサーブしてくれたものです
いつも思うのは、しっとりと焼き上げる火入れ加減の程よさ
と、ここでいつもの丸パンも食べたいなと思いソムリエに声をかけたところ、「すでに(厨房に)手配してあります」という間合いの良さ・・・
最後の料理は、金華サバを使ったトマトソースのパスタ
サバの旨さがしっかりと引き出されたソースに、手打ちパスタのモチモチとした食感が楽しい
ビストロKのパスタはいつ食べても本当においしいです
多分、どのパスタを選んでもおいしいと思うから、迷ったら店の方に相談しても良いと思います
デザートにはチーズのケーキを選び、僕たちは2人ともコーヒーを飲みました
ソムリエとはこの日もいろいろと話をさせていただきました
店で会話するのはこれが最後だしね、、、
ソムリエと僕はお互いに同郷ということもあり、群馬での中高生時代の話などもしたりします
そんな会話の中でまた新たな発見が
なんと、ソムリエのいとこが僕と同じ高校の同級生で、しかも同じ部活に所属していたことが発覚
世界の狭いこと、狭いこと・・・
20年ぶりに同級生と、それにもちろんソムリエも交えて、飲みに出かけてみる
そんな楽しみも増えたように思います
しかし、それにしても何とも不思議な縁があるものだ
あるいはビストロKがどのようにして立ち上げられたか、そういった話なんかも聞けてとても興味深かった
例えばこんなエピソード
最初19時ぐらいに予約していましたが、僕が仕事の関係で到着が遅れてしまいそうだと分かり、21時へと変更のお願いをするためにビストロKに電話を入れました
ただ、もしかしたら早く上がれて、19時ごろに入店できるかもしれない
そんな状況をも店の方に伝えたのです
店の営業のことを考えると、当然21時までの席の確保で構わないようなお客さんを入れるだろうから、こういう相談はお店としては困るだろうと思っていました
しかし電話に出てくれた店員さんが言うには、
「何時に到着されても構いません。席は二人分、いつ到着されても確保されています」
という驚きの回答があったのです
このような例のように、シェフの意向もあってビストロKを立ち上げた時からゆっくり食事を楽しめる店にしたかったのだそう
シェフ自体の食事のスピードはかなり早い、ということも聞けたりしましたが・・・
いずれにしても、営業のために何回転もさせるために前のお客さんをサッサと追い出すということもなく、テーブルでは心ゆくまでゆっくりと食事をできるような配慮がなされている
シェフの作る料理は素晴らしくおいしいですが、一方で価格も驚くほどリーズナブル
こういう店って、やはりあまり他にはなかなか見つけられるものではないと思うのです
そして、ソムリエはこの週末を最後に店を去る
しかし、それでもまた僕たちはビストロKには何度も足を運ぶことになると思うのです
何故かって、それは行ってみれば分かるはず
正直なところ、あまり混み合ってしまって僕たちの予約が取りづらくなっても困るのですが、、、
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