アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

2016年 プラハ旅行 ②





Kavárna Slavia
Smetanovo nábřeží 1012/2 Praha 1 110 00
+420 224 218 493
プラハに到着した翌日。まずは朝ごはん、ということで出かけたのがこちらのカフェです。かのフランツ・カフカも通ったという1884年創業の老舗で、ヴルタヴァ川沿いの道路に面した立地。川沿い側の席に座ると、ヴルタヴァ川とプラハ城を眺めることができるという、まったくもって贅沢な店

レトロで歴史を感じる内装ですがけっして重すぎることなく、接客も感じが良くて居心地が良い

コーヒーはしっかりとした苦味もあり、ミルクを入れると更に深みが出てとてもおいしかった

僕が頼んだのがこちら

カブちゃんはこれ

付け合わせのパンはカリッと焼かれていてとてもおいしいです。上記の料理をパンに乗せて頂いてもいいし、料理を食べてはパンを齧ってもいい

クレープも名物の様で、この「スラヴィア」という名前のクレープは間にヨーグルト(もしくはクリームチーズだと思う)が挟まれており、この酸味がアイスや生クリームの甘さとうまく相乗してさっぱりと頂けてとてもおいしいです

ちなにみ、お勘定の時に給仕の人から料金の10%相当のチップを真正面から要求されました。まあ、満足したから構わないのですけど、あれほど「俺のチップ」を要求されたのは初めてかも





Pražský hrad(プラハ城)
カフェ・スラヴィアを出てからヴルタヴァ川沿いに歩いていき、プラハ城へ向かいました

カレル橋の上から。前方に見える橋が先ほど朝食を済ませたカフェ・スラビア脇にある橋
カレル橋を西側に渡り、ここから少しずつ傾斜を登っていく。中世の雰囲気を残す古い町並みがいい
城の近くまで来ると眼下に家々の赤い屋根を見ることができます。高い建物といえば教会の尖塔のようなものくらいで、多くの家は高さがそろっていて色合いの統一感もあります。東京の街とはかなり異なる趣き
プラハ城を見学するコースはいくつかありましたが、ガイドブックでお勧めだった250コルナのBコースを選択。場内の4つの建物などを見学できます(チケット売り場の人が見学できる場所をペンでマークしてくれました(Ⅰ、Ⅲ、Ⅴ、Ⅷの4つ)
アルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha)によるステンドグラス
「黄金の小路」にはフランツ・カフカが借りて住んでいたという青い家が残っていました
この日も氷点下ほどの気温でしたが、寒空のもと素手でペンチを持って工作している人がいました。カブちゃんは「松ぼっくり」というけれど、たぶん松ぼっくりじゃなくて「バラ」だったと思う・・



Klášterní pivovar Strahov
Strahovské nádvoří 301, Praha 1, 118 00
+420 233 353 155


プラハ城を出て、ここからさらに山の方へ斜面をゆっくり登っていきビール醸造所を目指します
プラハにはこうした小路が多く残っていました。上の道と下の道の高さのある部分をこうした小路を使ってショートカットすることで、遠回りしなくて済むというように実用性もあるようです
ビアレストランの入り口
中はこんな感じで、すでにテーブルは埋まっていました。空いている席にも「Reserved」の札が置いてあり・・。上の写真のように外でも飲めるみたいだけど、この寒さで外でビールという気分にはならず
けっきょく、他のお客さんにならいカウンターでそのまま飲むことに。ここでも通常のピルスナー系ビールと黒ビールを1つずつ飲みましたがどちらもスッキリとした味わいで、カブちゃんは「ここのビールがこの旅行で一番おいしかった」と言っていた。ここまで坂道を登ってきて喉が渇いていたせいもあるかも知れません
ビールタンクに櫂入れしているところ



Malá Strana


ビールを飲んだ後、坂を下っていきました
坂を振り返ると、先ほどの醸造所が傾いた太陽の逆光に映え、神々しく見えた
うっすらと霜が降りた景色はこの旅でよく見かけました。雪は積もっていませんが、木々や草が霜で覆われています
わずかながらブドウの樹も斜面に植えられていた

これも小路ですが、わりと幅が広い。ちょっとした広場のようにもなっています


Karlův most


戻ってきた道を戻り、再びカレル橋を渡ります



Lokál Dlouhááá
Dlouhá 33 110 00 Prague 1
+420 222 316 265


2日目の晩ごはんに選んだのが「ロカル」というレストラン。地元の人で大勢賑わっており、1日目の夜に来たら満員で断られてしまったので今回は早めの時刻に訪問。腕に入れ墨のお兄さん2人組と相席となりましたが、非常に愛想よく「いいぜ!」みたいな感じで、うまいこと席を確保できました
細長い店内で、入口近くが「喫煙席」、奥の方が「禁煙席」と分煙されています。僕たちは特に意図なく「禁煙席」の方に案内されました
ビールタンクのようなものが置いてあります

ここでもピルスナータイプと黒ビールを1つずつ飲み比べ。左は定番の「ピルスナー・ウルケル(35czk)」、右は「Our Kozel black unfiltered(37czk)」とメニューに書いてあった
ウルケルは、1日目のレストランで飲んだものよりもさっぱりしている印象。あと、ビールはどこでもだいたいこういうダルマ型の丸いジョッキで提供されました。デザインが可愛らしいし、持ちやすいし、大きすぎないし。余裕があればお土産に買って帰りたかったかな・・


Homemade "Talian" sausage with grated horseradish and mustard(95czk)

ドイツのヴァイス・ヴルストに似ているとまでは言いませんが、白っぽいソーセージは鮮度が高い感じがして味わいもさっぱりとしている。日本人の口には合うと思うし、ビールにもとてもよく相乗しました

せっかくチェコに来たので、メニューに載っていたモラヴィアカベルネ・ソービニヨンも試してみました

Goulash of beef cheeks,100g(125czk)

1日目の夜にも食べたグラーシュですが、カブちゃんが「あれはイメージと違う」ということで再挑戦。こちらの方がおいしかったみたい。今回はちゃんと付け合わせも頼みました


Fried cheese with homemade tartar sauce,150g(165czk)

端的にこの料理を説明すると、チーズのフライ、です。カロリーが非常に気になる一品。ガイドブックによるといわゆる伝統的なチェコ料理ではないそうですが、ここ「ロカル」のようなHospoda(ホスポダ:居酒屋)では定番メニューになっているようです。日本人にはない発想の料理ですが、おいしいです

この店は当たりでした。大変良かったです

酔い過ぎず、料理も満腹になり過ぎず、ほどよい満足感で店を後にしました



旧市街広場を通って岐路につきました




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