アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

浦霞 純米夏酒 令和元年 <宮城>




軽く黄色みがかった色合い

レモン牛乳のような香り

中程度のアタックでライトな味わい。酸がすぐにあとからやってきて嚥下後にほんのりと麹の香りが鼻から抜けていく。とてもクリアで喉通りがよく、このクリアさは言わば山間の清流に流れ込む支流のヒヤリとした冷たい分水嶺に触れるかのような印象を与える。江戸川橋の「いちりづか」で飲んだ浦霞の生酒がとてもおいしかったのではせがわ酒店浦霞を見つけて購入してみたものだが、このクリアさは双方の浦霞に共通して感じられた特徴。そして適度なフルーティさとほのかな苦味。バランスがよくてきれいな酒質だから飲み飽きしないおいしさがある




その後1週間ばかり冷蔵庫で置いてしまったが、しばらくぶりに飲んでみると雑味や苦味のようなザラつきを感じるとともに、まろやかさやまったりとしたボリュームも感じられるようになってきた。まるで印象が変わってしまっているがそれは悪いものではなくて、むしろ複雑さが出てきたといってもよいのかも知れない




浦霞 純米夏酒 令和元年
蔵元:株式会社佐浦
住所:宮城県塩竈市本町2-19
原料米:まなむすめ
精米歩合:65%
アルコール:15.0度
日本酒度:±0
酸度:1.4
製造年月:R1年(2019年)6月
購入先:東京駅グランスタはせがわ酒店
価格:1242円(税込)