アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

Gilad Hekselman "Homes"





19年末にバインディングの施されたフェンダーテレキャスターを購入した、という話は以前にも書いた(こちらご参照方)。テレキャスの購入にあたってはテレキャスをジャズで使用しているギタリストをいろいろ調べたのだが、現代の若手ジャズギタリストといわれる中の筆頭と揚げられるプレイヤーの一人にこのギラッド・ヘクセルマンという、イスラエル出身のギタリストがいることを知った。もちろん、テレキャスも弾く

そんなギラッド・ヘクセルマンのアルバムもいくつか聞いてみたのだが、いまのところこの『Homes』というアルバムが気に入っている。このうち2曲目に収められた”Verona”という曲はとくに秀逸だと思う。リバーブの効いたギターサウンドはスぺイシーで、まるで夜の海の上にたゆたうかのような浮遊感があって心地いいサウンドに仕上がっている。音の強さと弱さをうまく使い分けていて、スーッと静かに引いたかと思うと次の瞬間に再び天上から降り注ぐかのようにメロディーを取り戻したリバーブサウンドが降りてくる

ギターを支えるリズム体、すなわちベースとドラムの絡みもとてもいい。ギターサウンドが弱い時には弱く、そしてギターがテーマらしき部分を鳴らす時はそれに呼応するかのようにギターに絡み、一体化していく

しばらくこのギタリストの作品を追いかけてみようと思うが、80年代生まれということもありまだ若いためリーダー作もそれほどの多くないのが幸いだ


Gilad Hekselman "Homes"
01.Homes
02.Verona
03.KeeDee
04.Home E-minor
05.Space
06.Cosmic Patience
07.Eyes to See
08.Parisian Thoroughfare
09.Samba Em Prelùdio
10.Last Train Home
11.Dove Song
12.Place Like No Home


Personnel:
Gilad Hekselman (g)
Joe Martin (b)
Marcus Gilmore (ds)