アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

Huber Verdereau Bourgogne Aligote 2010/ユベール・ヴェルドロー ブルゴーニュ アリゴテ <フランス>




中庸なグリーンがかったゴールドイエロー

穏やかな香り。オレンジ系の果実とグリーン系のライムが混ざり合う。それにハチミツのトーンも

香り同様に穏やかなアタックだがしっかりとした酸とピールの苦味がある。和の柑橘系のような味わいがありアリゴテらしい酸も感じられる余韻の長いワイン。冷蔵庫で数日おいてみたら塩のようなミネラルが感じられるようになり、骨格のしっかりとしたものへと変化しバランスも良くなってきた




久しぶりにアリゴテを飲んだ気がするが、購入するにあたり参考にしたジェロボームのサイトによればこのような記述があった(以下、引用)

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畑:1.15ヘクタール、ヴォルネイ、ムルソー、樹齢48年、15年、4年。
醸造:空気圧プレスで圧搾、24時間低温でデブルバージュ後、24℃で発酵。果実味を最大限保つため、エナメル・タンクとステンレス・タンクで10ヶ月熟成。辛口でフルーティー、典型的なアリゴテのワインで心地よいフレッシュ感を備えています。リリース後すぐに楽しめ、最大で2年は熟成可能です。
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(引用終わり)

一番最後の「最大で2年は熟成可能」の文字が引っかかった。いまは2020年だからヴィンテージからすでに10年も経過している。寝かせ過ぎそのピークを過ぎてしまった白ワインを何度か経験してしまったため若干の躊躇はしたのだが、ファミリーセールの値ごろ感から思わず手が伸びてしまった

しかし実際に飲んでみれば、さすがにフレッシュ感はそれほど感じられなかったような気がするが適度な熟成感とアリゴテらしい酸を楽しめるワインだったように思う

ジェロボームのユベール・ヴェルドローの紹介サイト(こちらを参照)に掲載された家族写真もとてもいい。世代をまたいでワイナリーを後世に引継いでいくワイナリーの商品を販売するというジェロボームの経営理念をよく表した写真だと思う




ワイン:ブルゴーニュ アリゴテ
ワイナリー:ユベール・ヴェルドロー
ヴィンテージ:2010年
アルコール:12.0度
インポーター:ジェロボーム
購入先:ジェロボーム(20年4月ファミリーセール
価格:1650(税込)