アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

酒菜膳 いちりづか @江戸川橋


前回ブログで取り上げたのは7月頃だったと思うが、それ以来の登場となる「いちりづか」。その間にも一度、知り合いとこの店で食事をしたことがある。江戸川橋という街に詳しいわけではないのだが、この店は茗荷谷からわざわざ歩いて訪れたくなるお店の一つだ



訪問したのは9月初旬。そろそろビールの季節ではなくなってきていることもあって始めから焼酎をお願いした。このところ焼酎のすっきりとした味わいが気に入っていて飲む機会が増えている


だいたいお酒が先に運ばれてきて料理の方は後に出てくることが多いから、注文した料理を待つ間の酒のお供に出されるのが”付き出し”や”お通し”と呼ばれる料理の役割だと思うが、価値相応以上の料金を取られることも多い。なので、注文していないのに出される料理に支払いをするというのはなかなか納得しづらいことも多い。経営上のことを考えれば致し方ないこともあろうし、特段の不満をここで述べるつもりもないのだが、ここで出てくる付き出しは手が込んでいて味もおいしい。これであればあまり文句を言う余地はない


ホタルイカやサンマなどは肝(キモ)のほのかな苦味がアクセントになってそれが味わいに旨みと奥深さをもたらしていると思うのだが、このシラスも同様にキモっぽさを感じる味わいがあった


あまり天ぷらを好まないカブちゃんがこの日は珍しく注文した天ぷら。昼はトンカツのお店でもありさすがに揚げ物系は得意とみえる。サクサクとした衣は脂っぽさもない


日本酒メニューにはこだわりを感じられるし、ラインナップもけっこう取り揃えられているから選ぶ楽しみというのもある。飲み比べセットというのもあるからいろいろ飲んでみたい酒好きにはそういう選択もあるだろう


チェーン系居酒屋と比較しては申し訳ないかも知れないが、その場で手作りされるは料理どれを頂いてもおいしいので安心して注文できる


注文していない料理が運ばれてきてしまったり、注文を再度確認しに来る店員さんがいたり。この日は前回訪問した時にはなかった不安定なサービスが少し気になった。少なからぬコロナ影響を受けているのだろうか

運ばれてきた料理を食べてしまってから気づいたのだが、この茄子の料理も本来は別のテーブルに運ばれるべきものだったようだ。後ろのテーブルのお客さんが店員さんに「まだ来ないの?注文入ってる??」と確認していた料理はこれでした。申し訳ないが、食べてしまったものは返しようがない(さすがに僕たちの会計にも料金は含まれていなかった)


ということで、本来注文した料理が運ばれてきて今日2度目の茄子料理となってしまった。そんなに茄子ばかり食べるつもりはなかったが、茄子とチーズという組み合わせはよく合うのですね。けっきょくペロリと頂いてしまった。ロハで頂いた茄子料理まで食べてしまって、お腹もだいぶ満足だ



先ほども触れたようにいちりづかは昼はトンカツ屋として営業している。今回は肉料理を食べなかったが、次回はまたトンカツを頂いてみたいと思っている




店名:酒菜膳 いちりづか
住所:東京都文京区関口1-11-4 土屋ビル 1F
電話:03-6228-1982