淡くグリーンがかったレモンイエロー
フレッシュなグリーンの香り、それにオレンジ系の丸い香りが重なりとても複雑、そして白い花などのフローラルな香りが重なる
爽やかで涼しい雰囲気、かつ塩苦くミネラリーな味わいが印象的。比重の重さを感じさせるタイトなテクスチャーでボリューム感があり、中程度から長めの余韻がある。まろやかではっきりとした酸も非常にきれいだ。そのせいか、酒質はきれいで端正な印象だ。果実味もあるし伸びやか。そしてきらびやかなミネラルが舌の上の端々でキラキラとする
久しぶりに大当たりのワインだった。ソービニヨンブランはその青っぽい香りから日本の日常の食事にはなかなか合わせづらい感じがしていたのだが、そんなことはどうでもいいと思わせるような、ワイン単体がもつ迫力とおいしさが圧倒的だった。はっきりとした味わいだがけっして重いわけではなく、あらゆる要素がバランスよくきれいにまとまっている。ジェロボームのファミリーセールで大きくディスカウントされていたこともあるが、この味わいで1600円以内に収まっているのが恐ろしいくらいだ
ソーホーワインのサイトを調べてみると本社はオークランドにあるらしい。ワイナリーはワイヘケ島、マールボロ、そしてセントラルオタゴの3カ所に構えている。ワイヘケ島とはあまり聞きなれないが、オークランドから見ると東の海に浮かぶ島のようだ
ホームページは映画のポスターのようにオシャレだし、チームには女性が多い。とても洗練されたサイトでプロデュース力を感じさせるものだ。そうした見た目だけでなくワイン自体もとても素晴らしく、ボトルからグラスへとワインが流れ出る様子を見た時からすでに滑らかな液体の存在感と美しさにも目を見張ったのだった。そういうワインって、他にはあまり記憶にない