グリーンがかった濃いめで輝きのあるイエロー
香りにはナッティーでバニラの効いた樽のニュアンスがあり、フローラルな香りが全体を丸く包み込む
はっきりとしたキレのよい酸を感じる味わい。しっかりとしたボリュームとミネラル。このスパークリングはヘビーな感じがするほどしっかりとしたワインだった。かつて、ヴィエイユ・フェルムのスティルワインはローヌにしては軽めだが出汁のような旨さが感じられる味わいという印象だった。しかし最近飲んだヴィエイユ・フェルムのルージュにはそれまでになかったジャミーな印象を感じたのは、かつてに比べるとより熟したトロピカルな印象を持つブドウになりつつあるのかも知れない。ただそれが温暖化の影響なのかどうかは分からないのだが
ジェロボームのサイトを見るとセパージュはシャルドネ90%、ユニブラン10%。ブレンド後に澱とともに熟成させることでヘーゼルナッツやブリオッシュのような特徴が出てくるとあり、木樽は使用していないようだった。”独自に開発した特殊なガス注入法でアルコール発酵時に発生した炭酸ガスを特殊な膜でろ過し細やかな泡沫をワインに注入”と書いてあるから瓶内二次発酵ではなくシャルマ方式に近い造り方をしているのかも知れない